- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
ビニルクロスなどの類は安価ではあるが、湿度の高い時期などには壁の表面まで湿っぽくなる。
押入れの中などにクロスを張るとどうにもしようの無い状況になることがある。
人が感じる快適性は温度だけでなく湿度にも大きく影響されるようだ。
夏の熱い時期などにも湿度が50%くらいまでならば快適に感じる。
東川口の家では内装にシナ合板を利用した。壁や天井に貼られたシナ合板は適度に湿度を調整してくれる。
床にはフレンチパインを貼り、木材の吸湿性を阻害しないウッドワックスで仕上げた。
小小粗い印象のある仕上げではあるが、長年使っていく内ににじみだす味はビニルクロスの汚れとは
比べ物にならないものになるだろう。