この所、私の周りでは何故か、内々の仲間で自分たちのイメージを作り上げて自己満足に浸り、第三者からはどう見られているか?という視野の無い「裸の王様」現象というものを、良く目に致します。
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これは小さかろうが、大きかろうが、人が集まる組織になると、必ず出て来る現象と言っても過言ではないかもしれません。
外から見ている第三者というのは、そんなにお馬鹿さんでは無いので、実はそういう「作られたイメージ」というのは本当はバレバレなのですが、知らずは本人(当事者)ばかりなりで、
同じ目的や欲を持った者達が謙虚さを忘れ、内部の「自己満足」にどっぷりハマると、自分達が客観視できなくなってしまって、起きて来る現象の様ですね。(^^;;
只、そういう内々の「自己満足」に陥り、自分達以外の者には排他的な態度を取る姿というのを、第三者というのはじっと静観しているものなので、なかなか内部にいる方達には、そういう真実の声は届きません。
だから、内々の中だけの声しか本人に届かない環境になると、人は知らず知らず「裸の王様」になって行ってしまうのでしょう。
そしてこれは、この世の常でもあるのでしょう。
(; ̄O ̄)
私は先日「久しぶりに激怒した私!?」でお話しした或る組織の方達に、再度改めてお話しをさせて頂く機会を頂いたので、もう一度私から色々とアドバイスをさせて頂いて来たのですが、
今回も私は、内部の方達には完全に見えなくなってしまっておられる、その組織の問題点の一つでもある「裸の王様」現象にも、ズバズバと切り込んでお伝えして参りました。
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普通はその様に、真実 (外から組織がどう観えているかという、客観的な正しい眼) を当事者に直接お伝えする様な者は稀だというのは、
やはり人間の本質である「関わって面倒くさい事に巻き込まれたくない=自分の保身」が先に立つという事からだと思います。
特にそれは、内部に深く関わっている人ほど "しがらみ" というものが生まれ、又自分の立場やポジションを失いたくない思惑などが働いてしまうので、決して本音を語れない空気感が内部に漂っているものですし、
きっと同じ事を思っていても、感じていても、言えなくなってしまうのが、色々な思惑が絡む組織というものだという事も私は熟知しておりますので、まぁ、その様な方達の代弁者の様な役割りにも、私は成っていたのかもしれません。(^^;
ちなみに「裸の王様」に陥ってしまう組織のリーダーには
「自分への過信」と「自分の立場でしかものを考えられない傲慢さからの、人への配慮の無さ」
という共通点が視て取れます。( ; _ ; )
そしてそこから、その方が何かを始められた「動機が何であったか?」というのが、ちゃんと観えて来るものなのですね。《゚Д゚》!!
その動機が何からか?という因により、「内部の者だけではなく、自分が関わる外部の人達への配慮」というものの有無や、
「本当に内外問わず (※ここ重要ポイントです!) 自分の周りの人達に誠意が在り、真心からされておられるのかどうか?」という結果も、自ずと観えて来るものでしょう。
人間は、自分がイケイケの時には自分を過信してしまい、人として一番大事なものに気付けなくなってしまう怖さがあります。
(^^;;
ですので、その勢いが無くなった時に (人生というものは、どなたも「上がりっぱなし」という事は、なかなか有り得ませんね?)、初めてその方が「本物かどうか?」という事が、問われてくるのかもしれませんね。
私達人間は、誰しもが「傲慢」という病気を抱えているものなので、きっと失いそうになった時にしか自分を正しく客観視できないものなのかもしれないですし、
又「見落としていたもの」「大事なもの」にも、そうならないと気付けないというのが、人間というものの性(サガ)なのかなぁ?とも、私は感じております。
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爽やかな明るい空は、やっぱり良いですねぇ♡
(^^♪
もし「裸の王様」になっている自分に気付かれたならば、その方は幸いです。
何故なら「生きている内に、気付く」事ができれば、命有る限り、修正が利くものだからです。
それは生きている内に、今まで気付かずにいた「負の借金」を返済して行くチャンスを頂けたという事でもあります。
けれど、もし気付かれたなら、行動を起こすのはできるだけ早い方が良いに越した事はありません。
私がそう思うのは、その方がご本人が「早く楽になれる」からですね。
(^^✿
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年