
- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
昨年引退してしまいましたが、マンチェスターユナイテッドを26年間率いた名将中の名将。
日本代表の香川も彼の最後の薫陶を受けた一人です。
エリックカントナ、デイビットベッカム、ライアンギグス、ルートファンニステルローイ、クスティアーノロナウド、ウェインルーニーなど、そうそうたるメンバーの心を惹き付け、統率し、多くの偉業を成し遂げた監督でした。
彼がなぜ多くのことを成し遂げることができたのか、(ビジネス)コーチとしての側面から考えてみたいと思います。
選手との軋轢を恐れない
彼が成功した要因はたくさんありますが、たった一つコーチとしての尊敬したい側面をあげるとすると、この点になります。
人間ですから、だれしもが他人とうまくやりたい、他人からは好かれたいと思うものです。
彼は「成果=勝利」を上げるという一点において、必要だと思った時には、選手との軋轢を恐れません。
彼は勝利を上げるために「チーム内の規律」や「ハードワーク」が必要だという信念があります。
その信念から外れた行動をとる人間にはたとえスターであっても躊躇なく叱責します。
なぜならその信念が「成果=勝利」を上げるためには必要だから。
たとえば有名な例でいくと、ベッカムへのスパイク蹴り上げ事件。
スパイクを蹴り上げることが、いいとは言いませんが、ハードワークをしなかったベッカムを叱りつけた有名なエピソードです。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20131022-00029132/
また彼の渾名を知っていますか?
「ヘアドライヤー」です。
由来は気が短くすぐ試合中に負けけていると怒りをあらわにするから、そしてその叱責する様子を表しているそうです。
成果が出ると思ったら、そこに対して恐れずにチャレンジをすることを要求する、そんな素晴らしい人物です。
対話相手との軋轢を恐れない:教訓
彼から学べることは「対話相手との軋轢を恐れない。それが成果につながる確信があるなら」ということです。
ビジネスコーチ、パーソナルコーチも同様で、ともすれば「yesマン」に流れてしまいそうな自分に棹差すことが必要だと思いました。
対話相手にとっての成果は何か、その成果を出すために、どんなことが必要か?
こう考えたときに軋轢を起こしてでも、相手に気付いてほしいことがあるようであれば、勇気を持ってアドバイスや指摘をする。
アレックスファーガソンの哲学からこんなことが学べます。
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