少食 その2 - 心と体の不調全般 - 専門家プロファイル

荒木 健治
自然治癒力研究所 代表
愛知県
心理カウンセラー

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対象:心と体の不調

茅野 分
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
茅野 分
(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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 奇跡が起こる「超少食」の著者でもある新潟大学大学院教授安保徹氏による話で5回に渡って掲載します。
まず1回目です。

◇たくさん食べている人ほど病気になりやすい

 体を鍛えるためには体操などをやればいいのですが、病気をはね返す免疫の力を鍛えるには、手っ取り早く「風邪をひく」ことです。
風邪をひくとリンパ球とウイルスとが戦うので、治ったあとには免疫が自然と高まっています。
薬を飲まずに風邪を治せば免疫は高まるのです。
 実際、私は風邪の流行っている場所に行くことにしています。
ところが、私は風邪をひかない。
流行っているところへ行ってもインフルエンザにはかかりません。
なぜかというと、私たちの免疫のベース(基本)は、リンパ球が働いているだけではなくて、もっと白血球の抵抗とか、マクロファージ(貪食《どんしょく》細胞)などがあって行われているのです。



 とりわけマクロファージの活性が高いと、リンパ球にウイルスを処理してもらう前の段階で、マクロファージ自身の力で治してしまいます。
ですから、風邪が流行していたのに自分はひかないとか、5年以上も風邪をひいていないというレベルの人がいるでしょう。
こういう人はマクロファージがしっかりしているわけです。
マクロファージは体の元気さといっしょなのです。
体が元気だとマクロファージも元気。
インターフェロンも出せるし、IL《インターロイキン》-12も出せる。
そうして、みんな元気になるのです。
 実は、マクロファージはウイルスをやっつけたり、いろいろな細菌をやっつけたりするだけでなく、栄養処理もやっています。
ですから、栄養をたくさん摂取している人の場合、マクロファージがコレステロールなども処理して分解し、血管を掃除して、動脈硬化を防いでくれたりします。
 しかし、処理能力を超えるほど食べ続けると、マクロファージは泡沫《ほうまつ》細胞となって血管壁に沈着し、ついには動脈硬化を進めます。
つまり、ごちそうをたらふく食べると、ただの栄養処理屋になってしまうのです。
マクロファージの無駄遣いをしているわけで、すごくたくさん食べている人ほど、すぐ病気になるし、すぐ風邪をひくというわけなのです。
マクロファージは過剰な栄養を摂ったときには栄養処理に使われてしまうという考え方を持てば、超少食の方たちの話も理解しやすいと思います。


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