こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
性生活に関するお悩みはとてもデリケートなので、カウンセリングで扱うことが多いです。
お友だちと気軽に話せる内容ではないのですよね。
さて。
拒絶する側、される側、両方のお話を伺っていてわかることは、どちらの立場も苦しんでいるということ。
そして大抵の場合、拒絶される側は、相手の痛みに気づいておらず、自分だけが辛いと思い込んでいます。
例えば夫が妻に対してわだかまりがあって、性生活を拒絶する場合。
日常的に妻に不満を感じているものの、我慢してしまった。
↓
自分から我慢をすると決めたけれど、度重なる我慢はやはり辛い。
↓
そんな辛い思いをさせる妻には、出来ることなら近づきたくない。
↓
だからセックスもしたくない。
↓
なんだかんだ理由をつけて、拒絶する。
こんな流れでセックスレスに至ることが多いようです。
この状態に不満を感じる妻が性生活を求めると、夫は相手の求めに応じられない自分を責めます。
妻を苦しめるために拒絶しているわけではなくて、自分が辛さから逃れるために拒絶しているので、応じてあげられないことに罪悪感を抱くのですね。
このとき夫は二重の痛みに苦しんでいます。
ひとつは、これまでの生活の中で、妻に不満を感じて我慢してきたときの痛み。
それに加え、妻の求めに応じられない自分を責めることでも傷ついているんですね。
妻は、夫が自分に不満を抱いてきたことや、ずっと我慢を重ねたことに気づいていないことが多いです。
ですから、小手先のテクニックで、何とかして解決しようとしてしまいがちです。
そんなことされても、夫は妻に対する嫌悪感が増すばかりです。
だって、自分に嫌な思いをさせる相手が、色仕掛けで擦り寄ってくるんですよ?
自分が夫の立場だったら、ちょっと無理でしょ?
人は自分が辛くて苦しいとき、自分の辛さを相手にわかってもらうことに一生懸命になってしまいます。
でも、相手の気もちを理解しようとするというプロセスを経ないままセックスレス解消のために思いつく限りのことを色々やっても、なかなか上手くいかないものです。
もちろん、拒絶される側の痛みも相当なものだと思います。
ですがこの問題は、解決したい側が先に相手の痛みをわかってあげようとしなければ、どうにもなりません。
相手の優しさに胡座をかいてこなかったかどうか、これまでの生活を振り返ってみることから始めてみましょう。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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