- 井上 みやび子
- すぐ使える株式会社 代表取締役
- 東京都
- Webエンジニア
対象:システム開発・導入
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
「オープンソース」の開発手法自体はそんなに新しいものでもないが従来はOS、プログラミング言語やデータベースなど、中間層のプログラムが開発される事が多かった。
ここ数年、XOOPS、WordPress など、Web CMS + コミュニティ構築を目的とした表層アプリケーションが精力的にオープンソースで開発されている。
タダになるわけではない
オープンソースプログラムは無償で提供される事が多いが、もしあなたがシステム開発を頼む人なら、システム構築がタダになる訳ではない。
3000万円無いと検討のテーブルにつけなかったのが、300万円でもOKになったという位の話だ。
もしあなたがオープンソースプログラムを直接使って開発する人であれば、システム構築費用はぐんと抑えられる。
...あなたの給料位に。
そうです、オープンソースプログラムを使いこなすにはそれなりの技術や知識が必要なのです。
「アップデートして下さい。およそ 194 もの改善があります」
私はテストも兼ねて WordPress というオープンソースCMSで技術ブログを書いています。
このサイトの設定を行ったのが 2008年4月。その時リリースされたばかりの WordPress 2.5.1 というバージョンを使いました。
しかしその後、2008年7月16日には次のバージョン 2.6 がリリースされ、「今後 2.5.x はメンテナンスされないのでアップデートして下さい。およそ 194 もの改善があります。」とアナウンスされました。
さらに 2008年8月17日には次のバージョン 2.6.1 が公開されています。
お分かりでしょうか?オープンソースプログラムは篤志のエンジニアによって次々と発展して行くのです。
これを、毎回追いかけ、200 にもおよぶ改善リストを確認し自サイトに必要か不要かを判断する、というのはなかなか大変な作業です。
セキュリティ上必要な更新を行ったらカスタマイズした機能などが動かなくなる場合もあります。
開発者は得意なツールを持っている
ということで、オープンソースのツールを使ったサイト構築を得意とする同業者の方々は、1つか、多くても2つ程度得意とするツールを決めて使っていらっしゃるようです。
これと決めたらとことんそのツールを知って使う。場合によっては開発コミュニティに食い込んで開発方針にもの申す位の愛着でツールと関わっていらっしゃいます。
もしあなたがシステム開発を頼む人であまり冒険好きでないのなら、1つのツールを得意としている開発者に依頼される事をお勧めします。
私の相棒は?
ちなみに私は浮気性なので、まだ「これ」といったオープンソースツールに出会えません。
強いて言えばプログラミング言語 Perl が相棒でしょうか。
Perl を使って、そんなにどっぷり付き合わなくても済むつまみ食い可能な(?!)簡易CMS「すぐ使えるCGI」を作っています。