- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
先日はリーダーシップについて紹介をさせていただきました。
http://profile.ne.jp/pf/Professional-Business-Coach-kuroki/c/c-145489/
リーダーシップとマネジメント、この違いを明確にすることはできますか?
本日はマネジメントとは何かについて私なりの考えを紹介させていただきたいと思います。
マネジメントとは「勝ちたい」という意識を成果につなげること
リーダーシップが「勝ちたい」というマインドを高めるということだとすると、マネジメントに関しては勝つ「道筋」をつけることだと思います。
例えば、先日リーダーシップの回でお話しさせていただいた、桶狭間の戦い、官渡の戦い、河越合戦といった「寡兵を持って大軍を負かした」戦いは、「勝つ道筋」をリーダーが付けていました。
この場合はいずれも奇襲でした。
例えば官渡の戦いでは、勝てる局面での小さな総理を積みかさね、最終的には大軍の兵糧庫を焼き払い「勝ち」に導きました。
つまり勝つ道筋をリーダーが持っており、それに従いながら人をはじめとするリソースをうまく動かすことをしております。
このようにマネジメントとは勝ちに導くための行動そのものです。
ではどのようにすれば、「マネジメント」ができるでしょうか?
当然人員配置、評価、人員管理など仕組みも重要です。
でもそれだけではだめです。
人は仕組みを整えるだけでは動いてくれません。
ではどうすればいいでしょうか?
人を動かすには「信頼」が重要
マネジメントの根本は「人に動いてもらうこと」です。
つまり気持ちよく、人に動いていただかなくてはいけません。
では気持ちよく人に動いてもらうためには、どうすればいいでしょうか?
信頼できないリーダーのために、自分の力を貸すことはできますか?
できませんよね。
気持ちよく人に動いてもらうためには「信頼」が必要だと思います。
では動いてもらうメンバーの「信頼」をどのように得ればいいでしょうか?
別の回で紹介させていただきました、「成功循環モデル」がキーになります。
メンバーとの「関係性の向上」ここから始めることが重要です。
では「関係性を向上させる」ためには、どんなことが必要でしょうか?
立場を変えて考えてみましょう。
皆さんが信頼ができる人とは、どんな人でしょうか?
自分自身のことをあまり語らない人でしょうか?
それとも自分から自己開示をしてくれる人でしょうか?
相手のことを知らないのに、自分のことをベラベラしゃべるということはなかなかできることではないと思います。
マネジメントをするうえでは「信頼」が重要だと申し上げましたが、その「信頼」を得るためには、自己開示が重要です。
自分の言葉で自分自身のことを語れますか?
メンバーはそうしたリーダー自身の言葉があって初めて、自分自身のことを語り始めてくれます。
その逆はありません。
マネジメントの要諦はそうした人の「気持ち」の部分を慮ることから始まります。
一生懸命マネジメントの仕組みやシステムを学んで実行しているのに、なかなかメンバーをマネジメントできていないと感じる方、こういった気持の部分から始めてはいかがでしょうか?
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