秋分の日の真っ赤なカンナと白い彼岸花 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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秋分の日の真っ赤なカンナと白い彼岸花

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今日は秋分の日

国民の祝日「旗日」です

旗日などという言い方も聞かれなくなった昨今ですが

昔は 国民の祝日には家々の門に国旗を掲げました

今はほとんど見られない光景ですが

都内ではバスの前方に日の丸が飾られていますね

今日は「国民の祝日」です

法律で「祖先を敬う日」と定められています


「祖先をうやまい 亡くなった人々をしのぶ」日

皆様はお墓参りに行かれましたでしょうか


秋分の日はお彼岸のお中日です


この日の前後1週間を「お彼岸」といいます

9月20日が彼岸の入り

9月26日が彼岸の開け です

「彼岸」とは 簡単に言うと

生死の迷いを川に例えて

こちら側の反対側 

此岸(しがん)に対する彼岸(ひがん)です

悟りの境地のことだそうです


なぜ 昼と夜がほぼ同じ日とその前後をお彼岸にしたのでしょう?


彼岸の起源は平安時代までさかのぼる問いう説があります

この時代は「末法思想」が広まっていて

せめて死んでから極楽浄土にいきたいと言う想いが

真東から上がる太陽が真西に沈む「春分・秋分」の日が

西方浄土 安楽で不安のない極楽世界 阿弥陀様

東方浄土 清らかな浄瑠璃世界 薬師如来様

そのどちらにも繋がっているこの日を

彼岸へ通じる日と考えたのかもしれませんね



この時期には不思議と彼岸花が一斉に咲き出します

赤い彼岸花は子どもの頃は「狐の嫁入り」と聞きました

この花の赤が灯りに例えられて

狐の嫁入り行列の提灯のように見立てた表現ではないでしょうか

夜ぼんやりと彼岸花が咲いているのを見て

狐さんの花嫁行列と見立てるのは

何か不吉なものを見たような彼岸花を

少し明るいものにしてくれるお話だと思いました

どうも彼岸花には不吉感がよぎる異名が多くあります

「死人花」「幽霊花」・・・・

彼岸の頃に咲くことと

土葬されたお墓の周りによく咲くことから連想した名だと思います


一方 白い彼岸花には特に「曼珠沙華」「天上の花」という呼び名もありますね


これを見るものは悪事を離れるという天界の花

仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」だそうです



韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶのだそうです

「花は葉を思い 葉は花を思う」

葉のあるときには花はなく  花のときには葉がないからだそうです
 
互いに想いを馳せ合う「恕」ですね


真っ赤なカンナと白い彼岸花

ともに相手に想いを馳せ合って咲く花ですね


カンナは広島の原爆から1ヶ月で咲いてくれた花なんです



写真は福岡のカンナ大使さん野中様が撮影して下さった「カンナ」と「天上の花」です


これを見るものは悪事を離れるという天界の花 




一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/


一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
 

橘 凛保(Riho Tachibana)