第8章 番外編
⑧PDCAを継続させるコツ・・・・「責任の5W1H」にこだわろう
「なかなか作戦が継続出来ないんです・・・。単発のアクションあらば出来るんですが、毎日やることや毎週やることなどは、だんだんやらなくなってしまうんです。どうしたらPDCAが継続出来るようになるんでしょう?」
M部長は、「売上不振店復活プロジェクト」に参加していた店長から、こんな質問を受けました。
確かに、いくら根拠を元に戦略を決め、戦術を決めてもなかなか実行し続けることが出来ず、知らず知らずのうちにやらなくなってしまい、結局その目標は達成できなかった・・・そう言う苦い思い出は、誰もがあることですよね。
その原因は、たくさんあります。
飽きてしまったから・・・
忘れてしまったから・・・
面倒くさいから・・・
やっても意味が無いように思えてくるから・・・
上司が邪魔をするから・・・
上司から「そんなことやっていないでこちらをやって」と言われてしまったから・・・
担当者が異動、退職してしまったから・・・
やらなくなっても誰もとがめず気にもしていないから・・・
忙しくてやってる余裕が無いから・・・
がんばってやっても何も評価されなかったから・・・
社長が別のことを始めてしまって関心が薄くなっちゃったから・・・
まだまだありますよね。本当にPDCAを継続することの難しさって、尋常ではありません。
誰も、PDCAなんてしなくたって、適当に目の前にある仕事をこなしていたら何とかなる・・・そう思っちゃってるんでしょうかね。上司も、幹部も、経営者もそう思っているんだからどうしようも無いですよね・・・
いやいや、本当にみんなそう思っているんでしょうか?
断じて違います!誰もが、ちゃんと成果を上げ、目標を達成し、業績を高めて評価され、給料が増えて楽しい休日・・・そう思っているのです。なのに、現実的にはまったく逆効果のことをしてしまうのです。
今回2ヶ月以上にわたって書き続けてきた「PDCAシリーズ」では、そうなってしまう原因を色々な角度から掘り下げてきました。特に、上司が部下の「考え」や「状況」を正確に把握していないことが、実は「不安」になり「任せられず」に「自分の経験から指示をしてしまう」のが、もっとも大きな「PDCAに立ちはだかる壁」だとお話ししてきました。
今日の番外編でも、もう少しその辺の対策についてお話ししておきましょう。
上司は部下の「考え」「状況」を正確に把握してはいない・・・
だったら、「言い訳に聞こえない方法」で、把握してもらうことが部下の役目です。
1)なぜ行うのか?・・What
2)何を行うのか?・・・What
3)誰が行うのか?・・・Who
4)どこまで行うのか?・・・Where
5)いつまでに行うのか?・・・When
6)どうやって行うのか?・・・How
これは「責任の5W1H」です。
上司が部下の様子についてよくわからないのは、この「責任の5W1H」にこだわって確認をしないからです。
部下が上司によくわからない説明をしてしまうのは、この「責任の5W1H」に基づいて説明し、提案をしていないからです。
5W1Hには、この「責任の5W1H」と「戦略戦術の5W1H」があります。
「戦略戦術の5W1H」については、本シリーズの「PLAN」の章をもう一度読み返して下さい。どうやって「根拠」のある作戦を立てるのかを解説しています。
あなたが「店長」ならば、この「責任の5W1H」を使って上司とスタッフに計画を説明して下さい。
あなたが「エリアマネジャー」「経営者」ならば、この「責任の5W1H」で店長に計画を説明させて下さい。
あなた方がお互いにこの「責任の5W1H」をいいかげんにしているからPDCAが廻らないのです。
さあ、5W1HでPDCAを再スタートさせましょう!
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