どうして浮気するの？

夫婦問題カウンセラーの高草木陽光（たかくさぎ　はるみ）です。

正式な妻や夫がいるにも関わらず、どうして人は「浮気」するのでしょう？

今日は、医学的な面から考えてみたいと思います。

男女間に「恋」や「愛」が芽生えると、脳内に”ドーパミン”という脳内物質が分泌されます。

ドーパミンとは、意欲と快感を与える脳内物質です。

医師で脳生理学者の有田秀穂先生によると・・・

「ドーパミンは報酬を前提として分泌が増える。

例えば、お金や地位、ギャンブルに勝つ、試験に合格するなど。

報酬を手に入れるまで一種の渇望状態を作り出し、それが意欲になる。

美しい女性や、格好いい男性を手に入れ、出来ればセックスしたいと思うのも報酬のターゲット。

人間の正常な脳の働きです。」

その報酬を得る為に、男女間では、プレゼントを贈る、食事に誘う・・・など

気に入られる為にあらゆることをするわけです。

報酬が得られた時には、天にも昇る「快感」を与えてくれるのがドーパミン

そして、得られるまで「意欲」を与えてくれるのもドーパミンなのです。

しかし、ドーパミンには欠点もあると言います。

それは・・・

一度　報酬が得らると、その「快感」が長く続かないそうなのです！

これが決定的な特性で、やがてドーパミンが出ない状態に変わってしまうそう・・・

例えば、ドーパミンの意欲だけで「結婚」した夫婦の場合

しばらくすると、相手が報酬の対象でなくなってしまい

新たな「報酬」を求めてターゲットを探してしまうのです。

もちろん、浮気は、”ドーパミン”だけの仕業ではないでしょう。

理性の問題もありますし

妻や夫への　思いやりが　どれほどあるか、責任感を持っているのか・・・など

色々な要因があると思います。

何よりも、妻や夫を大切に思う気持ちがあるのなら

仮に、浮気をしたくても出来ないでしょう・・・

自分の大切な人が悲しむ顔を見たくありませんものね。