- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
勝手知ったるパリの街だが、どうもルーブルには縁がないらしい。
休館日だった。以前来たときもそうだった。
モロー美術館も見ていなかったので、行ってみるとここも休館日だった。
仕方なくオルセー(写真1)に行ったが、美術館の計画をしてきた身にとっては、この美術館はあまり好きではない。
ポンピドー(写真2)からアラブ世界研究所へ廻ったが、もの凄い行列だったのであきらめた。ルーブルが休館なので、観光客が殺到していたのだ。
観光には最悪の日だった。
ノートルダムで聖歌隊の歌声を聞きながら休息し、夕方、待ち合わせをしていたオーナーに誘われてレストランへ。日本人のシェフがやっている有名なレストランらしいが、名前は何て言ったっけ?
レストランを出ると、次は会員制のクラブに連れて行かれた。
日本人専用のクラブとのこと。
ここで働いている女の子は皆、日本人。皆、留学生とのこと。
クラブと言っても、カラオケスナックではないか?
今流行っている日本の歌が総てそろっている。
フランスに来て、何故、こんな所に来なければならないのか、と思ってしまったが、現地にいる人達にとっては、こうした場がささやかな日本なのかもしれない。
(次回はフランス最後の記事)