「お茶漬×ウォーターサーバ」タイアップ<永谷園・クリクラ> - ダイレクトメール・チラシ - 専門家プロファイル

有馬 典寿
有馬プランニング 代表
熊本県
販促・広告お助け人&1枚企画書ライター

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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「お茶漬×ウォーターサーバ」タイアップ<永谷園・クリクラ>

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これは私にとってアハ!体験でした。


ポスティングされていたDMを手にすると見慣れた商品(写真)でも違和感。
これって何の案内なんだろう・・・お茶づけ海苔とウォーターサーバー・・・無料お試しセット・・・


「どんなセットやねん」と九州人でありながら大阪風ツッコミをしたところで・・ピン!とイメージがきました、お茶づけ海苔とウォーターサーバーをセットにする理由が。

「そうか、冷水か…」DMを開いて目を通すと「なるほど、温水もか…」。


ああ〜脳が気持ちいい、アハ!体験でした。


※「アハ!体験」についてはこちらをご覧ください→http://msc.sony.jp/ahap/aboutahataiken/index.html



■注目ポイント1:機能でつながったアハ!な組み合わせ


無料お試しセットの内容は、お茶づけ海苔(永谷園)+ウォーターボトル&サーバー(クリクラ)、永谷園とクリクラのタイアップキャンペーン。

でも、この2社がタイアップするメリットって何でしょうか?


<永谷園>夏に売れ行きの落ち込む「お茶づけ」の需要をつくるために『冷やし茶づけ』を強力プッシュ中なので、クリクラのDMで紹介されることで「冷やし茶づけ」を多くの人に知ってもらえる


<クリクラ>多くの人が知っている永谷園のお茶づけ海苔という“ブランド”をセットすることで無料お試しの魅力を高める


とはいえ、全く関係性のない商品を無料お試しにつけても、それは“おまけ”でしかありません。

それでもクリクラにとっては無料お試しの魅力アップにはつながるかもしれませんが、永谷園にとって単なる“おまけ”では商品のブランド価値の低下につながるため、とてもタイアップできるような内容ではありません。


では何が“おまけ”ではない“タイアップ”に結びつけられたのか?


それは、冷たい水と温かいお湯の両方をすぐに提供できるウォーターサーバーの機能です。


美味しいのは当然として、手軽に食べることができることに“価値”があるお茶づけを、本当にすぐ用意できる機能がウォーターサーバーにあったことがタイアップする理由だったのです。

そして、これに気づいたところで私は“アハ!”状態になったわけです。


とはいえ、私はクリクラや永谷園の関係者ではないので、勝手に想像し納得しただけのことなのですが…(笑)


注意!:熊本以外でこの「無料お試しセット」が実施されているかは不明です。

クリクラのWEBでは、今回のキャンペーンは紹介されておりませんでしたので、地域限定のキャンペーンなのかもしれません。昨年は「クリクラ×永谷園 夏の健やか!キャンペーン」として実施されたようです→http://www.crecla.jp/news/2013/07/post_14.html



■注目ポイント2:さらなる使い方の提案


このキャンペーンでもう一つ感心したのが同封されていた小冊子の内容です。

冷やし茶づけの作り方の紹介はもちろんですが、他にも冷メニューとして「鯵(あじ)のたたき冷やし茶づけ」や温メニューとして「かき揚げ天茶づけ」など、手近なおかず、余ったおかずを一品加えて楽しめるメニューが紹介されていました。


お茶づけ海苔とクリクラを組み合わせただけで手軽でおいしいお茶づけが食べられる・・そこに一品追加して組み合わせるともっと楽しめるメニューになる・・

そしてお茶づけプラス一品コンテストへ・・(←これは単なる私の思いつきです)


そんな「さらなる使い方の提案」がファンづくりにつながるのではないでしょうか。


☆みなさんもご自分の商品やサービスを魅力的にするタイアップに取り組んでみませんか。

そして、タイアップするに当たっては「機能でつながったアハ!な組み合わせ」や「さらなる使い方の提案」もぜひ取り入れてください。



■おもしろポイント:「限定」「特別」「ナンバー」


同封されていたDMには、その他にも効果を高める&確かめる工夫がされていました。

一つが「限定」「特別」という言葉。


同封されていたチラシに「期間限定特別企画 先着100名様」と記載されていましたが、「限定」や「特別」は購入意欲を高める言葉です。

一番強調されていたのは一番のウリである「無料」ですが、さらに「限定」「特別」という言葉を加えることで、より効果が高められています。


もう一つがDMを特定する「ナンバー」の記載。

CCナンバーとしてチラシに記載されていましたが、無料お試しの申込時にナンバーを確認することで、どの地域にいつ配布したものかが分かるので、販売促進の効果(=反応率)測定が可能になります。


販売促進や広告は、やりっ放しではなく効果測定することで次回の販売促進計画の精度が高まるので、「ナンバー」や「◯◯係」などをつけて反応があった対象を絞れるようにすることが重要ですからね。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


販促・広告お助け人&1枚企画書ライター
(専門家プロファイル登録:販促・広告プランナー&ライター)

      有馬プランニング 有馬典寿


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