- 有馬 典寿
- 有馬プランニング 代表
- 熊本県
- 販促・広告お助け人&1枚企画書ライター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
< 重要=堅苦しい=分かりにくい >そんな考えは、もうやめてしまいませんか。
保険の契約の時に渡される「重要事項等説明書」。書かれている内容が難しいということもあるでしょうが、実に分かりにくいと思っていました。
とはいえ、大事な契約なのだからこのぐらい堅苦しく書いてないと、ちゃんとした内容っぽくなくて体裁が悪いのかな、とも実は思っていました。
ところが、地元の新聞に損害保険各社が契約者向けの保険の説明に漫画やイラストを活用しているという記事が掲載されていました。
■注目その1:絵とストーリーで説明
記事に写真入りで紹介されていたのは、損保ジャパンの重要事項等説明書(火災保険)でしたが、漫画仕立てになっていて、確かにこれなら読んでみようかなという気になりますね。
契約内容のすべてを漫画にするのは無理でしょうが、導入部分を漫画仕立てにすることで契約者が説明書を読むハードルは、ずいぶん下がると思います。
漫画のように絵(図版)と利用者が使うシーンを設定したストーリーで商品を説明することができれば、伝えたい内容の理解はずいぶん深まること間違いなし。
実は私が手がけている「1枚企画書」は漫画仕立てではありませんが、考え方の流れ(構造と呼んでいます)をひと目で伝えるために図版とストーリーを重視した企画書なので、今回の損害保険各社の取り組みには、とても興味をひかれました。
■注目その2:理解を深めるツールに活用してファンづくりを狙う
漫画仕立てにするというのは、これが広告であれば、よくある手法ではあります。でも、今回注目なのは、漫画を取り入れたのが広告ではなく、契約時の重要事項等説明書だということです。
広告は商品に興味を持たせるためのツールですが、説明書というのは商品について理解を深めてもらうツールです。
最近では説明書のような理解を深めてもらうためのツールにも、図や写真を多用して初めて商品を使う方にも分かりやすくする、工夫がずいぶんされるようになってきました。
でも、今回の重要事項等説明書のように絵だけでなくストーリーにして説明している例は、まだまだ少ないと思います。
それだけに、説明書のような理解を深めてもらうためにあるツールに漫画のような手法を使うことで、目にしたお客さんの興味をひくだけでなく、ここまで親身に説明してくれているという満足度が高まり、“ファン”になっていただけるのではないでしょうか。
☆みなさんもご自分の商品やサービスの説明に漫画のような『絵とストーリーで説明』する方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
■おまけ:私(有馬)の個人的おもしろポイント
新聞に掲載されていた記事で、重要事項等説明書に漫画を取り入れた保険会社の担当者の次にコメントに納得。
「保険内容は多様化しており、気楽に読んで適切に保険金を請求して欲しい」
きちんと保険金の支払いを行うまでが保険会社の仕事だというわけですね。
私が手がける販売促進や広告も、きちんと効果を出すまでが仕事なのだと思いを新たにしました。
◎記事の出典:熊本日日新聞 2014年07月29日(07面)
★有馬プランニング 有馬典寿
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