慣れは大事、なれど慣れすぎは大事です！

それにな、このロードレーサーにしたって、発明された当時は教習所があったんだぞ。
自動車がレーサーだけのものじゃなくなって何年経つ。
人間なんにだって慣れちまうもんさ。

・・・と、某特車2科の遊馬さんが慣れについてといていましたが（一部変えてますね）

人間って慣れてしまうんですね。

いつまでも慣れないのは「痛覚」ですが、

これ気付かなくなる方が怖いものです。

さて、私たちの身体。

色々な動きをこなすスーパーアクターです。

自転車も一度覚えれば乗れますし、

車の運転だって頭だけでなく身体が覚えています。

運動の記憶を司るのは小脳。

記憶を司る海馬と同じく働き者なんですね、

無意識にでも、身体を思った通りに動かしてくれるんですから。

しかし、身体に間違った記憶を覚えさせてしまったら？？？

本来の動く場所以外を使って行う事を代償動作（だいしょうどうさ）と言います。

本来なら動いている場所Aが動けていないから、代わりに近い部分のBを動かそう。

という動きです。

怪我や病気で動けなくなってしまった必要な動作を代わりに・・・という使い方をされますが

日常でも、病気をされていない方でもされている場合が多いのですね。

手をまっすぐ上に挙げて下さい。

そのとき起きる動作は人によって違います。

例えば、手が天に向かってしっかり挙がった方。

又は、少し脇を開いて腕を挙げた方。

他、色んな動作が見られるでしょう。

これ、腕を上に挙げる為の動作で、異なる筋肉をメインで使っているからなんです。

首を横にかしげる時、

身体が一緒に傾いではいませんか？

これもひとつの代償動作です。

代償があるからといって等価交換にはなりません。

動かない場所がより使わなくなり、硬くなるかわりに

代償で動いている場所により負担がかかってしまうだけなんです。

より無理が続けば、何れ歪みになって怪我が誘発される可能性もあるでしょう。

そこで、一度身体をリセットしてみましょう！

身体の重心を中央に。

少しどちらかの肩があがっていませんか？腰がぶれてはいないでしょうか？

身体をゆすりつつ、重心を意識して戻していきましょう。

腕の動きがどうなっているのか、ゆっくり鏡を見ながら動かしましょう。

股関節や下肢の動きも同じです。

床に座って、ゆっくり動きを見ていきます。

違和感が感じられる所はありませんか?

無理をかけている場所があったら、そこはどうしてでしょう？

➀動いていないから違和感がある

②動きすぎていて違和感がある

これ、若し違和感の理由がわからなければお手伝いしながら意識させる所です。

これはどうなのかな？

あれはどうだろう？

鍛える前に、一度立ち戻ってじっくり見てみて下さい。

この時だけはナルシストで。

慣れすぎてしまって、違和感を違和感と感じなくなってしまった場合が一番怖いですから。

安心して楽しむ為に、身体のリセットをしてみませんか？

段々暑くなってきましたので、水分補給はしっかりと！

それでは、今日も良い日常を。