ワークライフバランス」という落とし穴・・・その1 - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

再木 奈生
ヒューマンリクリエイト 代表
研修講師

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対象:人材育成

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ワークライフバランス」という落とし穴・・・その1

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言葉の持つ力 ワークライフバランス
はやっていますね。
「ワークライフバランス」という言葉。
あちこちで「あなたのラークワイフバランスは、どうですか?」とか
「バランス力をつけるには!」と、言われています。

私はカウンセラーですので特にそうなのかもしれませんが
カウンセリングという時間の中ではなくても
「いやぁ、ライフワークバランスがとても悪くて・・」
「今、私のライフワークバランスは最高ですよ!」と
いった感じで、日常的にこの言葉が使われるのをよく耳にします。

人が「キャリアと生活の調和」に目を向けた事自体素晴らしいと思います。
国もそれを後押ししていることにも、とても頼もしさを感じています。

ただ、ちょっと方向性が違ってきているのではないかと危惧もしています。

「仕事と生活の調和がとれている状態」というのは
一人ひとり、まったく違うはずなのに、そこを度外視して
「仕事を生活のバランスがとれていることが誰にとってもベスト」と
という乱暴な括りや啓蒙になっていないか、という事。

こう括ってしまうと「そのバランスは5:5であるべきです」
(仮の数字ですが?!)「5:5にするためにこうしていきましょう」
とも、取れてしまうし、
バランスをとること自体が目的になってきてしまわないでしょうか。


・5:5(しつこく、仮の数字ですが)になっていない自分はダメな人間
・仕事をもっとやりたいのだけど、これってバランスが悪い?
・やむをえない理由があって仕事をしていない私は、どうなるの?
・ワークライフバランスを考慮して、在宅勤務にしたけれど
 その分、孤独を抱えてしまう

と、乱暴にいくつか例をだしてみましたが
こうしたことも起こってくることもあるのではないでしょうか。

次回は、この「バランスをとることを目的」としたことで
こうした事も起こりました、という話を紹介させてくださいね。


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再木奈生