個室は小さくても狭く感じない - 寝室 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

志田 茂
志田茂建築設計事務所 代表
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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個室は小さくても狭く感じない - 寝室

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これまでの仕事 [ 2世帯住宅・北向きの家 ] No.4(ナンバーフォー)
2世帯住宅NO.4(ナンバーフォー)・・・・世帯住宅の4番目ではなく・・・・

NO.4(ナンバーフォー) という名前をつけた家です。

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この家には7人が住みます。さらに将来もう一人増える計画です。

3階は、夫婦の寝室と子供部屋2つです。(あと、廊下とちっちゃなトイレがあるだけ)

寝室の面積は約4.5帖。・・・・数字だけみると 狭い ですね。
一応、1間幅(1.8m)のクローゼットを作りました。それだけでも、収納量は十分かもしれません。
けれど、この部屋には、実は3帖ほどの収納スペースがあるのです。
それは・・・・床下収納
床下収納といっても、木造のイメージで 床の下に収納がある、というのではありません。
鉄骨造の建物ですから、床の下はすぐコンクリートのスラブがあります。では、どうなるかというと・・・床を上げて、その下を収納にするのです。つまり、3帖ほどのベッドを作った、という感じです。
その部分の床板はふたのように作ってあるので、(ほぼ)全部が取り外す事ができます。そして、その下全部が収納スペースになります。
これで、面積が小さくても、収納量はとても大きくなります!

さて、問題は、4.5帖の部屋が狭くないのかどうか。。。。
はっきり言って、、狭くありません。。。正確には、狭く感じません。
寝室の廊下側の壁は下半分が壁で上半分はガラスです。
廊下に面しているというか、階段室の前なので、ガラスの先には、広いスペースを見る事ができます。
トップライトが目の前にある感じですので、ある意味、 と同じです。
もちろん、そのガラス部分にはブラインドをつけました。

小さな家でも、必ず階段や廊下など、広がりのあるスペースがあるものです。それらをうまく使えば、部屋が小さくても狭さを感じません。

NO.4(ナンバーフォー)

志田建築設計事務所