昔からの古いスキンケア理論をリセットしましょう! - スキンケア - 専門家プロファイル

松原 好克
日刊美容液新聞 編集長
岐阜県
スキンケアカウンセラー/美容液研究家

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対象:イメージコンサルティング

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昔からの古いスキンケア理論をリセットしましょう!

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スキンケアカウンセラーの松原です。
今日もお付き合い下さい。


本日は肌の"脂"について。

皮脂腺から分泌された皮脂は、皮膚表面に皮脂膜を形成します。

その皮脂膜の大きな役割は、
①肌表面を弱酸性に保って、雑菌の繁殖を抑える。
②肌にツヤと滑らかさを与える。
などが挙げられます。

あれ!?と思われた人も多いでしょう…

肌の水分を守ってくれるのでは…!?
肌の潤いに欠かせない成分なのでは…!?


ここからが重要です!

肌の水分を保持するのは、角質層に存在するセラミド(細胞間脂質)と呼ばれる物質が中心です。
水分維持における貢献度は、セラミドが約80%・NMF(天然保湿因子)が約17%・皮脂が約3%となっており、実は、皮脂は水分維持と深い関係がないことが科学的にわかっております

一昔前のスキンケア法は、水分を蒸発させないように油分でフタをするという理論でした。
研究や最新の解明が進むにつれて、それは過去の話となっていますが、いまだに古い理論を信じて肌の手入れを行っている女性が多く見受けられます。


では、なぜ皮脂は今でも保湿に大切だと言われ続けているのでしょうか…

昔からの流れを利用した情報の定論付け、そして、"脂"という性質上、水分をはじくというイメージが強く備わっているからでしょう。

肌の水分は、外から化粧品で油分を足しても、時間とともにその間をかいくぐって蒸発してしまうため、必ずしも的確とは言えません。

"潤い"を守る根本的な部分(セラミド)に働きかける化粧品をしっかり見極めること!それができれば、きっと満足する潤い感を手に入れることが可能でしょう…

【今日のまとめ】
次から次へと登場する目新しい美容成分に目を向けるよりも、肌の仕組みとエビデンス(科学的根拠)に則する、ポイントを押さえた取りこぼしのない化粧品選びが周りと差をつけることになります。

美しく歳を重ねたいと思われる人は、是非、今後もこのコラムをご覧下さい。

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