歯周病は感染症です(その3) - 歯周病治療 - 専門家プロファイル

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赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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歯周病は感染症です(その3)

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歯周病、歯槽膿漏、歯周炎 歯周病の原因

歯周病は感染症です。

感染に対する対策をしなくては治りません。

 

多くの人が歯周病に気がつけない理由

 

それは実は患者さまだけに問題があるわけではないのです。

残念ながら日本の保険制度に問題がある、と私は考えています。

日本の保険制度では、歯科医師は「悪いところを削って詰める」

「歯を抜いて入れ歯にする」ことしか、保険として認められていなかった、のです。

歯周病の治療とは、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を

プロの手によって定期的にかつ、確実に除去していくことが一番大切なのです。

しかし、残念ながら「歯垢を除去する」という行為は

日本の保険制度では十分認められていません。

 

つまり「予防が必要」とうたっていながらも、その行為に対して

保険制度は、軽い形だけでの扱いでしか適応されないのです。

 

あなたも経験がおありになるかと思います。

虫歯ができたのであわてて歯医者に行った。

 

診療台に横になって、虫歯の部分を削って詰めてもらった。

そして何年かしたらまた同じようなところが虫歯になったので

また歯医者に行って、削って詰めて・・・・

この繰り返しを何度もやってこられたのではないでしょうか?

 

歯を削って詰めて、また削って・・・歯医者さんといえば

そんなイメージばかりありませんか?

 

しかし一度削ったり抜いたりした歯は二度と元には戻りません

 

こんなことを繰り返していればご自分の歯が残るわけはありません。

たった1本の部分入れ歯でさえ、食事の味は変わります。

髪の毛一本が口に入っても違和感を感じるのが人間です。

 

日本では今、80歳で20本の歯を残そうというスローガンを掲げています。

歯はもともと28本ありますが、80歳で20本の歯が残っていれば食事をすることもでき、

栄養もきちんと取ることができる、なので健康でいられる、ということです。

しかし、日本では実際に80歳の方の歯の残存数はなんと8本です。

たった8本です

8本の歯では食事の味どころでは、ありません。

それが現実です。

 

歯周病は感染症です

さて、ではこの歯周病、一体どうすれば治るのでしょうか?

それにはまず歯周病に対する考え方をはっきりとしておかなければなりません。

それは、歯周病は感染症です。」ということです。

よく患者さんから「歯周病だと思うので歯石を取って欲しいのです」と言われます。

そんな時私は必ず質問します。

「歯周病の原因はご存知ですか?以前に歯周病と言われたことはありますか?」

そうしますと「詳しい原因は分からないけれどなんとなく歯周病っぽいし、歯が弱いと思うから・・・」

とおっしゃいます。

そう、ほとんどの患者様は、ご自分が何が原因で歯周病になって、一体どうすれば歯周病が良くなるかは

全くご存知ないのです。

通常、歯周病と診断された場合、多くの歯科医院では、

「では、数回にわけてお口の中のお掃除をしていきましょう」という流れになります。

ご経験がある方も多いかと思いますが、数回に分けて歯科衛生士が

お口の中の歯石を除去していく治療を行います。

しかし、実際には歯周病は歯石を除去したり、歯のお掃除をする治療では残念ながら治ってはいきません。

感染に対する治療を行わなくてはならない病気です。

 

 

噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院

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(香川県 / 歯科医師)
医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士

噛み合わせ専門歯科。インプラント、矯正など質の高い治療を行う

香川県高松市にある歯科医院。四国ではかみ合わせ専門歯科医院の先駆け。インプラント治療に関しては世界3大メーカーのノーベルバイオケア社、スリーアイ社より、功績、実績をたたえトロフィーを授与。高度な医療を患者さんに提供するよう努めます。

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