
- 清水 康弘
- 株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
- 工務店
対象:新築工事・施工
今月の初めに八ヶ岳の山荘に行った時のこと、蓼科方面に向かうヴィーナスラインにあるイタリアンレストランに寄って食事をしていたら、オーナーの奥様が、
「どちらから来たのですか?」
「原村の別荘地からきました。」
「冬になると、水抜きが大変じゃないですか?蓼科に別荘を所有する常連のお客様は、冬場の水抜きに失敗してしまって・・・。お困りのようですよ。」
「僕の家は水抜き不要なので・・・、真冬でも氷点下に気温が下がっても家の中は10℃を下回らないように創っていますから」
と返してスマホのモニタリング画面をお見せしました。
すると大変驚いた様子で、そんなことできるのですか・・・。
「是非広めて戴きたいですね。パンフレットがあればお店に置いてあげますよ。」
駆け込み需要なのかどうかは別にして、八ヶ岳~蓼科方面の別荘地はある意味新築ブームになっています。
時々現場が気になって見せてもらうこともあるのですが、誰に聞いても温熱環境設計のノウハウが皆無といいましょうか、いろいろ説明を聞いてほぼ論理破綻しているのが気になります。
中には「極寒の北海道の家づくりを学んで来た」と誇大宣伝文句に使っている輩もいますが、いろいろ深く突っ込んで質問しても、ちゃんとした答えがあるわけではないのが一般的です。
そんな時は「北海道へは一泊二日程度で行っただけですか?」と意地悪を言いたくなってしまうものですね。
住宅業界がもっともっと良くなるように、やらなければならないことが山積しています。
八ヶ岳山麓は氷点下7℃、それでも家の中は誰もいない状態で15℃近くあります。
少しもったいない気もしますが、遠隔地でモニタリングしながら光熱費を抑えていきます。
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