悟るということ

仏教と言うのは実に面白いもので、学べば学ぶ程に心が楽になるだけではなく、頂が遠くなっていくものなんですね。

仏教を学んでいて「分かった！」などというのは、とてもとても恥ずかしいことで、一生涯をかけても到達するようなものではありません。

仏教では「悟り」というような言葉を使いますが、この言葉を誤解しているような方が多いような気もします。

物も無い、自分も無い、と無い無い尽くしで、まるで欲求を全て捨てるのが良いことのように思われることもあるのですが、決してそういうことではありません。

悟るというのは、現実をしっかりと見るということに他なりません。

自分が目の前のことをハッキリ見えているように思っているけれども、実はありのままが見えているということはないんですね。

それどころか、事実とまったく逆に思い込んでいるような所があるのです。

何も「神を信じろ！」というようなことでもなく、仏教で伝えられているのは、ただただ現実を論理的に追求していることです。

辛い現実から逃れて楽しいことを探すのではなく、辛い現実を徹底的に見つめた所に、現実を超越した幸せというものがあるのです。

それを伝えてくれたのがお釈迦様ということになります。

仏教では、ただ信じろとは言いません。

頭で学んで理解した上で、その現実というものを受け止めながら実践していきなさいと言います。

「別に悟りたいわけじゃない。」

そういう言葉を聞くこともありますが、悟るということは悩みが無くなり幸せに生きていける…ということです。

誰でも幸せを求めて生きているのですから、悟りたくないということは幸せになりたくないと言っていることと同じです。

「仏教を学んだら誰でも幸せになれる。」

そういうものだと実感して、確信しています。

でも、その深いところまで学ぶということが大変なわけです。

仏教には様々な経典が残されていて、どこから学んでいいのかわからないからです。

また、お釈迦様は相手の理解力に合わせた対機説法を行ったため、深いところから入っていくと、何だかよくわからない荒唐無稽なことを言われているように感じて、どうもとっつきにくいと思うこともあるでしょう。

一方、解り易い仏教の良い話から入ったとしても、そこで満足してしまっては、仏教の真理というものまで到達することは出来ません。

仏教は実践の教えなので、自らで体感していくことが大切なわけですが、最低限の知識というものが必要になってきます。

私自身、まだまだ学びの途中なのですが、師から教わったこと、自ら学んだことを合わせて、私と近い方々に少しでも分かりやすくお伝え出来たら…と思っております。

「悩みを無くしたい。」

「幸せになりたい。」

一時的な幻の幸せではなく、今も未来も幸せになる道というものを共に学んでいけたら有り難い限りです。

12月8日は心の勉強会上級編、12月22日は心の勉強会初級編が開催されます。

仏教を知るきっかけになれば幸いです。

【心身を開発する心の勉強会詳細】

気功による体の開発と仏教による心の学びを両面から行う勉強会です。

初めての方も大歓迎です♪

★日時：12月8日(日)　※終了時間は多少オーバーすることもあります。

◆心の勉強会（13時半～16時）

＜仏教編＞
煩悩が智慧に変わる教えなど。

＜気功編＞
呼吸法・瞑想・チーム対決は一年の総決算の内容で行います。

詳細が決まり次第お伝えします。

※内容は予定です。
※時間があれば最後に質問タイムも取ります。



■場所：アーバンリゾートビル５階
世田谷区太子堂2-14-3

【最寄駅】
東急田園都市線三軒茶屋駅北口Ｂ徒歩１分
東急世田谷線も利用可能です。

＜会場地図＞

http://urx.nu/5l9u


■定員：30名


■参加費（当日払い）
心の勉強会：5,000円

＜心の勉強会講師（松井式気功美容協会本部講師）＞
・仏教編　池本真人
http://ameblo.jp/mikatakakumei

・気功編　柳敦子
http://ameblo.jp/kotonowa/