
- 敷浪 一哉
- 有限会社シキナミカズヤ建築研究所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
この日だけはピーカンだったんです。
こういうのはなんだか縁起がいいですね。
建築工事における地鎮祭。
最近は省略されることが多いです。
でもね、やらんよりはやったほうがいいんじゃないですかね?
だって、やっぱりいいですよ。
「これから工事をはじめます。よろしくお願いします」という気持ちをしっかりもてる。
すばらしいのはこの工務店。通常地鎮祭には親方と監督くらいしか出席しませんが、ここは手元さんまで含めて職人さんが全員参加する。鳶さんも水道屋さんもきました。そして、例外なく始まる宴会。
この雰囲気は昔の工務店では当たり前のことだったのかもしれませんが、
今のご時世では逆に新鮮です。
親方曰く「自分がやりたいようにやる」ということだそうですが、
こういう雰囲気はお客さんと職人さんが皆仲良しになる。
子供みたいな話だが、やっぱり「仲良しになる」ことと、「誠意を込めて作り上げる」は、比例すると思う。
グローバル化、効率化、などなど、日本全国総ビジネス化が進んでる中、気の知れたあの人のために、精一杯やってやろう という誠意とか親切さのもっとも純粋な部分が、顔の見えない大企業にダントツ勝てる部分でしょう。
Win-Winの関係?
いやいや、お互いの利益とか、そういうものなんか度外視できるような関係をもちましょうよ。
利益効率は悪いけど、気分はいいよ。
建築と建築家と設計事務所と住宅と横浜と家族と・・・
シキナミカズヤ建築研究所