「従業員満足度調査をすると何がわかるのでしょうか?」
従業員満足度調査は、働いているスタッフに「この店で働く理由」と「仕事に対する意欲・満足」、そして「自分のどこを見て欲しいのか?」についてパート・アルバイトに聴くことが基本になっています。(ここでは、社員では無く、パート・アルバイト対象の従業員満足度調査について書いていきます。)
それにより、パート・アルバイトが、「今どこを見ながら仕事をしているのか?」「店長や会社が目指しているものと一致しているのか?」「自分が働き続けている『決め手』は何なのか?」そして「自分のどこを見て評価して欲しいと思っているのか?」「どういう仕事にやりがいを感じるのか?」などについて聴いていきます。
その結果、パート・アルバイト達が関心を持っているポイントだけで無く、店長の日頃の仕事ぶり、コミュニケーションやリーダーシップぶりも評価されますし、会社として用意するべき「満足感を持って働き続ける」仕組みがどの程度満たされているのか?について評価されるのです。
では、実際に行うとしたら、どう言う点に注意すれば良いのでしょうか?
1)匿名性
2)目的の明確化
3)早期にフィードバックし改善を約束
4)戦略に活用して改善を図る
5)定期的な調査の継続
実施に行うに当たっては、これらの点に留意する必要があります。
まずは、調査を行う時の「匿名性」です。紙で行うにしろ、Webで行うにしろ、アンケートは誰が記入したかがわからないようにしなければ、正直には書けません。正直では無いアンケートは意味がありませんよね。チェーン店が、店舗単位で行う場合は、アンケート実施時は、店舗ミーティングを行い、調査用紙記入時は、店長は退席し本社の担当マネジャーや委託業者が実施するなどの工夫が大切です。
Webで行う場合は、ひとりが複数投票出来ないようにするために、個人個人に個別のIDを割り当てたりをしますが、これは、少し考えれば個人が特定出来ることがわかってしまいます。なので、調査を行う本社担当者や委託業者などの第三者に対する信頼性確保が最も重要な要素となります。
店舗ミーティングで紙で実施するのか?webシステムで実施するのか?コストや信頼度・精度と比較しながら判断するしか無いのですが、コストを重視するよりは信頼度・精度を高めてリスクを低減させた方が、長期的・結果的にはコストダウンになると私は思います。なので、面倒ですが、店舗ミーティングを行ってその場で紙で調査をして頂き、欠席者に関しては後日郵送で回答をして頂く方法をオススメします。
さて、次は「従業員満足度調査」を行う目的の明確化です。
続きはまた明日。
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