- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
建物が地震で揺れた時、倒れようとする力に一番抵抗するのは、建物が堅ければ堅いほど、四隅の柱です。
四角い箱を倒そうとしてみれば分かりますが、四方の柱は、引き抜かれようとする力(引き抜き力)に抵抗しなければ行けません。
そこで、柱抜け防止金物(ホールダウン金物)というのがあります。
もちろん、ただ付いていればいいと言うのではなく、コンクリートの基礎にがっちりと埋まっていないと行けません。
写真は、コンクリートの配筋時(鉄筋を並べる時)の写真です。
二本ある黄色がかった傘の柄の様な金物がこのホールダウン金物なのですが、すでに、基礎の鉄筋と絡んで埋まっているのがお分かり頂けるでしょうか?
コンクリートを打設した時点で、基礎のコンクリートの中に埋まります。
そこに柱が付いた写真がもう一枚です。
太い柱に付いている金物が、さっきの傘の柄と繋がってる訳ですね。
これだけしっかり繋がっていれば安心できますね。
なお、ティンバーフレームについては、こちらもご覧下さい。