新聞折込チラシによる販売促進3 - 経営戦略・事業ビジョン - 専門家プロファイル

藍原 節文
株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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新聞折込チラシによる販売促進3

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顧客の心を掴む販売促進手法
今回は、新聞折込チラシによる販売促進に関しての3回目ですので、
新聞折込チラシの具体的な作成事例に関してお話していきます。

実際に成功している新聞折込チラシのポイントは以下になります。


1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確である

2.新聞折込チラシを入れる際の事前マーケティングができている

3.他社の新聞折込を研究し、自社のチラシの差別化がなされている

4.常に効果測定を実施し、折込エリア・掲載内容・特典を変化させている

5.「売り」を強めるチラシと、「認知」を促進するチラシに分類する


今回は上記2について考察を加えていきます。

2.新聞折込チラシを入れる際の事前マーケティングができている
について


新聞折込チラシを入れる際には、新聞折込チラシを入れる際の事前のマーケ
ティング活動が必要になります。新聞折込チラシを入れる前に以下のことを
必ず実践してみてください。

■新聞折込エリア選定のためのエリアマーケティング調査
・折込検討エリアに対して、そのエリアの世帯数、人口、男女別人口、年代別
 人口を調査する。
 ・・・ターゲットが明確な場合、例えば、高齢者をターゲットとしている商品の
   新聞折込の場合は、年代別人口で65歳以上人口が多いエリアを中心に
   配布エリアを選定する
 →これに関しては、各自治体のホームページなどでも独自で調べることが可能
  ですし、より詳細な情報を入手したい場合は、GISマーケティング調査など
  が存在します。

・顧客管理分析により、どのエリアからの顧客が多いのかが明確な場合には、
 そのエリアを新聞折込はエリアに選定する。
 ・・・現状分析からのエリア選定は最も大きな武器となります。


■新聞折込枚数選定のためのマーケティング調査
・実際にかかるコスト(折込チラシデザイン料・印刷料・折込料)と、期待さ
 れる効果(反応率×客単価)を予測し、折込枚数を選定する
 ・・・実際に今まで実施してきているデータがあれば、そのデータも参考にして
  決定していく。

・読売、朝日、毎日など、どの新聞がどのエリアに何部折り込まれているかの
 データを活用して、上記2つのエリアマーケティングを駆使して、エリアごと
 の折込枚数を決定していく。
 ・・・このデータに関しては、折込業者からいただけます。


■新聞折込曜日の選定
・エリア、枚数が決まったらどの曜日に入れるかを決定していきます。これに関
 しては、そのエリア、ターゲット、期待される効果によって大きく変化してき
 ます。例えば、健康食品の販売を主目的として、ターゲットの主体を主婦に
 した場合、その地域で最も大きいスーパーのチラシが入る曜日に合わせて、
 新聞折込を入れていきます。これに関しては、習慣化が関係してきています。
 例えば、毎月第二水曜日にスーパーのチラシが入ると認知されていれば、その
 日の新聞折込を見ることが習慣化されており、必ずチラシチェックをするよう
 になるからです。

以上の3点を中心に、現在、新聞折込チラシによる販促活動・集客活動を実施
されている企業・店舗様は、もう一度、エリア、枚数、曜日に関して、検討して
みてください。業種によって異なりますが、適正なマーケティングにより、適正な
チラシを投入することで、その効果が大きく変わってくることは間違いありません。