
- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
新聞折込チラシの具体的な作成事例に関してお話していきます。
前回の復習ですが、実際に成功している新聞折込チラシのポイントは
以下になります。
1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確である
2.新聞折込チラシを入れる際の事前マーケティングができている
3.他社の新聞折込を研究し、自社のチラシの差別化がなされている
4.常に効果測定を実施し、折込エリア・掲載内容・特典を変化させている
5.「売り」を強めるチラシと、「認知」を促進するチラシに分類する
今回は上記1について考察を加えていきます。
1.新聞折込チラシを入れる目的・目標が明確であるについて
新聞折込チラシを入れる際には、その目的の明確化が必要であり、その
目的によって、折込チラシの内容・頻度が大きく変化してきます。
例えば、認知を図るための新聞折込チラシの場合は、店舗名や企業名、
キャッチフレーズ、キャラクターなどを大きく掲載し、かつ継続的に
新聞折込チラシをいれていく必要性があります。
また、1回の広告で大きく売上・集客を伸ばしたいのであれば、ターゲット
としている顧客が、響くような、割引施策・イベント開催を実施し、それを
大きく謳う必要性があります。
よくあるパターンですが、今回の目玉商品を大きく掲載し、近隣他店の
何処よりも安い価格で広告掲載することで、その商品による集客効果が
高まり、結果として他の商品の売上も上がっていくことがありますよね。
これは、店舗陳列でも同じことが言えます。大体、目玉になる商品を店頭
に置いて、集客効果を高めようとしますよね。
いずれにしても、目的をある程度少数に絞り、その目的達成に向けて新聞
折込チラシを制作していったほうが、その効果が高まると思われます。
よくあることですが、一つの新聞折込チラシで多くの効果を目的とした場合、
全体として、何を伝えたいのか分からないチラシになる傾向が強くなります
ので、目的は少数に絞りましょう。
そうすることで、効果測定も実施しやすいですし、何より顧客が分かりやすい
チラシを作成することで、顧客に対してよい印象を与えることができるのです。