
- 中西 由里
- ふぃ~めぇる・みしま
- 静岡県
- 夫婦問題カウンセラー
対象:夫婦問題
- 佐藤 千恵
- (離婚アドバイザー)
- 阿妻 靖史
- (パーソナルコーチ)
女の子のママ、注目!「子どもには優しいパパなんです」の落とし穴
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こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
「私には酷いことをするけれど、子どもには優しいパパだから」
という理由で、夫からの有形無形の暴力に耐えている女性は多いものです。
お父さんから優しくされれば、子どもは嬉しいです。
きっと
「お父さん大好き」
って思うだろうと思います。
でも大好きなお父さんが大好きなお母さんを傷つけている姿は、子どもにとって、ショッキングなもの。
お父さんに怒りや憎しみを抱くこともあるでしょう。
「大好き」
っていう気もちと
「憎い」
っていう気もち。
心の中に両方あるって、すごく辛いですよね。
相反する二つの気持ちが心の中で引っ張りあいっこをしているんですから、相当しんどいと思います。
そんなしんどさに加え、もしお子さんが女の子なら、気を付けなければならないことがもうひとつあります。
小さい頃、子どもは異性の親から愛されたいものです。
女の子なら、父親をめぐり母親と競おうとする時期があるんです。
いってみれば、お母さんは初恋における恋敵。
そんな時期に、お父さんがお母さんをぞんざいに扱い、お父さんの愛情が娘にだけ注がれると、娘はお父さんを勝ち取ったような気もちになるかもしれません。
ですが、それと同時に
「お母さんからお父さんを奪ってしまった」
という罪悪感を抱いてしまうことがあるんです。
子どもにとって父親というのは大人の男性のサンプルです。
「男の人って、こうなんだよね」
というイメージの主成分は、お父さんです。
特に女の子にとっては、パートナーの象徴ですから、父親との関係は後の恋愛や結婚に影響してきます。
小さい頃、お父さんをめぐる争いでお母さんに勝ったことで、お母さんに対して罪悪感を抱いた子は
「愛と罪悪感はセットである」
と思い込んでしまうことがあります。
そうすると、大人になってからお付き合いする相手に罪悪感がつきまとうような男性ばかりをわざわざ選んでしまうことがあるんです。
罪悪感がつきまとう恋愛対象っていうのは、家庭のある人だとか、すでに誰かとお付き合いしている人とかです。
また、そうじゃない相手とお付き合いしていても
「私はお母さんからお父さんを奪い取った上に、今度はお父さんを裏切っている」
というような気がしたり、交際相手をお父さんと比較してばかりいて、恋愛がうまくかなくなってしまうこともあります。
「子どもには優しいけれど、お母さんには酷いことをするお父さん」との生活って、長期的な目で見ても、子どもに良い影響があるとは言い難いだろうと思います。
全ての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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