「何かを追う経験が不足している」大学生たち - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月19日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

「何かを追う経験が不足している」大学生たち

- good

  1. 育児・教育
  2. 子供の教育・受験
  3. 子供の教育・受験全般

大学生就職内定率65%、昨年より早く内定を勝ち取る

http://resemom.jp/article/2013/08/01/14620.html


記事の内容を要約しつつ、自分の解釈を入れていくと・・・



大学選びにも注目されている「就職率」

そして、景気を読む1つの指標にもなっている「就職率」


それが改善された!


というデータが出たというニュースです。


しかし、この「就職」をめぐる数値には、大きなワナがたくさんあります。


例えば、大学側が出す「就職率」は


普通イメージするのは・・・


就職する学年の人数のなかで、何人が正社員として採用されたか


を%にすると思いますよね。


実は、その実態は違うんです。


「え?ウソ!!?」と思った方は、

「大学の就職率」で検索するといろいろ実態が見えてきますよ。




数値を疑う


というのは、現代の日本人にとって重要な能力です。

例えば「○○大学合格100%!!」といっても「1人中1人」の可能性だってありますよね。


そういった能力を「メディアリテラシー」と言いますが

この記事でも、ちゃんと読んでいくと



・大学生のうち、そもそも就職活動を行う学生が減っている

・1社内定をもらったら就職活動をやめる学生が8割くらいいる


という数値も出ています。



早く内定がもらえるようになった

=早く良い人材を確保している企業が増えた


とも考えられますし


内定をもらって活動を終えた人材が増えた

重複が減ったため、内定をもらった人が増えた


とも考えることができます。






大学には、もれなく入れる時代になりました。


きっと学科を選べば、もれなく卒業できる時代でもあります。


つまり

「大学生」「大卒」というブランドは、ほとんど価値がなくなったと言えるでしょう。



そんななかでもブランド力がある大学はあります。

きっと、その大学のブランド力は、以前よりも上がっているでしょう。


今は誘惑も多く、社会の雰囲気からも「勉強」を重視なくなっています。

その環境のなかで、

その大学に「入ること」「卒業すること」が今までよりも難しいことを企業は知っているからです。



そういった「難関大学」以外の大学生にとっては



就職活動は

初めての【希望通りにならない】活動

とも言えるかもしれません。



いくら自分が頑張ろうと、いくら自分が成長しようと、いくら好きな事に情熱があろうと


【会社がアナタを採用するか】


で決まってしまいます。



大学のように

「学生自身に」選択権があるのではなく「相手に」選択権があるわけです。




私は、この記事で何が言いたいかというと



【相手に合わせた自分になる】

ことは大学生になるまでに、必要な経験だと思うのです。



・頑張ることが素晴らしい


・昨日より今日、成長することが大事


という雰囲気が、学生のなかにも、ご家族の雰囲気にもあります。



そうではなくて


【何かの目標を定めて、それを追わせる】


ことを経験させておくべきです。



例えば、教員になろうと思っている学生は

【教員採用試験】があります。


その試験は、自分がどれだけ頑張ったかではなく

【求められている能力を満たしているか】で決まります。


ただがむしゃらに頑張ってきただけの勉強生活とは正反対にある現状です。




大学生の多くが

この【求められているものに合わせる】ことに抵抗があるのかもしれません。


だから、就職活動をする学生が減り、1つ内定をもらったら第一志望でなくても活動を終えてしまい、さらには活動を始めてすぐに「無理だ」と思って止めてしまうのかもしれません。




私の塾では、中学生・高校生の指導では全員に

【納得したものは、きちんと追わせる】指導をしています。


その勉強の必要性・量・ペース・期限


今日自分が3成長しても、ライバルが5成長したら、負けてしまう。


そういった現状を示す意味でも、こうした課題設定をして向き合わせています。




塾・予備校は


今より成長するためのシステム



何か決まっている水準を追わせるシステム


のバランスが重要になります。




それが可能な環境が、お子様にはありますか?


塾屋では

良いバランスで指導した結果が出ています。

塾屋の「こだわり」の実績





大学生就職内定率65%、昨年より早く内定を勝ち取る

http://resemom.jp/article/2013/08/01/14620.html

の記事を引用させていただきました。

このコラムに類似したコラム

高校の教育改革 原田 将孝 - 塾講師(2013/01/29 18:41)

熊本国府高校での指導(2013年度第7回) 原田 将孝 - 塾講師(2013/12/09 17:42)

誕生日! 原田 将孝 - 塾講師(2013/10/29 20:38)

尾道北高校2年生向け「学習の作法」講座 原田 将孝 - 塾講師(2013/10/25 19:33)