- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
塾屋では、成績に関して、これまでの経験から独自の考え方をもっています
そのなかの1つが
国語の成績のところまで、
他の教科の成績は上がる
例えば、最初の懇談で成績表を見たときに
学年150人の中学校で
国語120位
数学80位
社会30位
理科50位
英語120位
合計80位の生徒Aさん
対して
国語50位
数学120位
社会90位
理科80位
英語60位
合計90位の生徒Bさん
塾屋では、Bさんのほうが成績が上がりやすい状況にあると判断します
理由は、国語の成績です
国語のテストでは漢字や語句といった暗記はもちろんありますが、
【文章を読む・理解する】ことが最も得点に表れる教科です
社会のように一問一答でもなければ、数学のように公式や方法が求められるわけでもありません
この【文章を読む・理解する】能力は、その生徒の潜在能力であり、逆に言えば、すぐに身につく能力でもありません
ですから、国語の成績が5教科のなかで上位にある生徒は、他の教科も国語の成績ぐらいまで上がる可能性があります
逆に、Aさんのように国語が悪い場合、今後ズルズルと落ちていくか、実力テストで順位が下がるか、無理矢理詰め込んで勉強し続けるタイプになってしまうのです
さらには、英語は国語と一緒に上下するという特徴もあります
国語ができる生徒は、英語も正しく指導していけば、確実にそこまで上がります
国語が悪い生徒は、英語もズルズル落ちていき、詰め込み英語の限界に達すると、英語を諦めてしまいます
英語の原因が国語にあるのです
塾屋では、「英語こそ国語だ!」と言い続けています
英語の勉強を日本語で行っている以上、日本語を大事にする指導で英語を育てていく方針です
ですので、塾屋に通いだして1年以上の生徒の大半が
国語の成績が急上昇している
または5教科のなかで国語が1位か2位
の状態になっています
成績が上がる状態をつくる学習塾
その具体的な結果が、この国語の成績なのかもしれません
この国語の成績が上がってくるまでが、非常に難しい生徒もいるのです
国語はすぐに上がる教科でもなければ公式や用語を暗記したら伸びるものでもありません
単純に国語の授業を増やせば上がるものでもありません
コミュニケーション能力や情報処理能力、漢字の読み書きや語句への知識など、総合的に揃ってくると、初めて上がっていくのです
塾屋は上記のAくんのように、「国語が1番ダメ、他の教科はテスト前に詰め込む」タイプの生徒のまま中学卒業はさせたくありません
入ってくる時期、入るときの状態によって、上がってくるのに時間差はあります
しかし、この考え方でいけば間違いなく成績は「上がる」状態がつくれます
たとえ高校受験に間に合わなくても、入った高校で実力がドンドンついていく・・・その状態をつくって志望する大学や就職、資格を獲得できるような高校生になってもらえるよう指導しています
実力テストでの国語の成績がお子様の今後の「のびしろ」になることを今日、覚えていただけたらと思います。(高校生なら、現代文でしょうか)
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