- 福本 陽一
- 住宅設備専門店 愛住まいる 取締役 水まわり設備アドバイザー
- 群馬県
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
「新築した時に、キッチンの事をあまり考えず、ハウスメーカーの標準仕様となっているシステムキッチンに決めたら、後で後悔した」
というものです。
家を建てる際には、間取りや壁紙の色など、決めなければならない事が沢山あるので、キッチンにまで気が回らず、ハウスメーカーの標準仕様品に決めてしまうケースも多いようです。
(ハウスメーカーから、標準仕様品以外のキッチンすると価格が高くなると言われて、標準仕様品にしてしまう。というケースもあります)
しかし、ハウスメーカーの標準仕様品は、価格を安く抑える為に、キッチンにこだわりたいお客様には満足のいく仕様ではない場合が多いのです。
「キャビネットがスライド式ではなく、時代遅れの開き戸だった・・・」
「水栓金具が、ハンドシャワー水栓ではなかった・・・」
「掃除しづらいレンジフードだった・・・」
「天板を人造大理石にすればよかった・・・」 等々
後になって後悔する例が多いのが現状です。
そこで、家造りをする際には、必ずキッチンメーカーのショールームに足を運び、キチンと仕様を確認することをオススメします。
ただ、ここで問題になるのが費用面です。
ハウスメーカーの標準仕様品が安いのは、「決まった仕様の商品だけを大量に買う」から安いのです。
お客様が自分好みに仕様を変更すると、必然的に価格が高くなります。
また、ハウスメーカーが普段使っているキッチンメーカーがTOTOだった場合、これ以外のメーカー(クリナップやLIXILやヤマハなど)を選ぶと大幅に価格が高くなります。
つまり、ハウスメーカーには、得意なキッチンメーカーと不得意なキッチンメーカーがあるのです。
この問題を解決する方法として「施主支給」という手法があります。
施主支給とは、お客様(施主)が、自分でキッチンを選んで、自分で購入し、ハウスメーカーに支給するという方法です。
>>施主支給の実施方法はこちら
この方法を使えば、国内のほとんどのキッチンメーカーの商品を、大幅に安く購入することができます。
キッチンに費やす費用をコストダウンすることもできますし、同じ予算でワンランク上のキッチンを導入することも可能です。
何よりも一番大切なのは「後で後悔しないこと」です。
自分でキッチンのメーカーや仕様を決める「施主支給」なら、ハウスメーカーの制約にとらわれることなく、自分で納得したキッチンを選ぶ事ができるので、キッチンにこだわりたい方は、是非検討してみて下さい。
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