それは『志望校』とはいえない~すべての学生、保護者の方へ~ - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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それは『志望校』とはいえない~すべての学生、保護者の方へ~

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志望校という言葉の響き、私は好きです

でも、その言葉の意味のまま使っている生徒はどれくらいいるのでしょうか



いま、高校受験や、高校での進路選びでは

『妥協校』といっていいような選び方をしている生徒がたくさんいます



例えば、中3のBくんは夏に『志望校』をS高校と決めて勉強を始めたとします


すると、成績が上がった後には「それなら、もう1つ上のM高校にしようかな」


成績が下がったときには「やっぱり、O高校にします」


もちろん、最初に志望校を決めても、将来の進路が変わって高校が変わることは良いことです



しかし、ここで言いたいのは

『成績で変えるような進路なら

それは志望校ではない』

ということです



成績が上がった下がったで高校や大学など、進路を変えるようなら

最初から『志望校』なんて言ってほしくないです


目標や志望校、将来の夢は


最初に決めて


そこに自分を近づけて達成するものです



自分の都合に目標を近づけるのは

目標でも志望校でもありません


高校野球で、予選1回戦突破を目標にやっている人と、甲子園を目標にずっとやっている人では

後者の人のほうが甲子園に行けるでしょう


もちろん、高い大きな目標があって、そのステップに近い目標を持つことは良いことです


でも、そのつもりで近い目標をつくっているなら、なおさら下がったときに目標を下げてはいけません


目標、志望校、将来の夢を決めて、自分がそこに近づいていく


それを実行している人にこそ『夢』『志望校』『目標』という言葉を使ってほしいです



少なくとも塾生には、この意味で使えるような受験勉強、進路選択をしてほしいです


今の『志望校』は『志望校』ですか?



志望校合格を目指す学生

将来の夢がある方

目標をもって動いている方


ぜひ、成果が出なくても、結果が出なくても

自分の「心」を下げないでください



そういう人には「運」も「人との縁」も巡ってきません





それは塾でも同じことです



まずは、保護者の方が妥協しないでください


その

妥協しない姿がお子様を動かし

周りを動かすのです






教育熱心な方に共通しているのは、

こうした妥協をしないこと、こだわりがあることです





決して頭が良くて、すぐ怒って、情報に詳しい方のことではありません

お子様に、こうなってほしい

お子様に、こうはなってほしくない

これを妥協せず、こだわる方こそ塾屋が保護者の方に求める唯一のことかもしれません





もしも

今までは、妥協していたな。。。

という方は



一度、

お子様にどうなってほしかったのか


お子様のどの点が望んでいたものと違うのか



思い返してみてください



そして

それに合った環境と指導を探してあげてください

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