- 湯沢 勝信
- 東京都
- 税理士
対象:税金
1.一つは、融資しようとする事業がきちんと成功する かどうかです。
これは、日本の金融機関の人達は、一つ一つの事業 に対する融資の可否について確立されたノウハウというものを持っていませんから、実際には申し込みの際に提出を要求される、事業計画書の内容を見て判断します。言い方を変えれば、事業計画書が、成功する内容で作成されていれば融資決定がおりるということです。民間金融機関が、医師歯科医師限定で行っている無担保無保証ローンは、この典型といえます。また、保証協会付き融資も同じように判断されます。しかしながら保証協会は、医師・歯科医師以外の多くの業種を取り扱い、それなりに貸し倒れていますので、そのあおりから医師歯科医師についても審査には時間を要します。
2.二つ目は、保証人をつける場合の保証人の信用力です。
金融機関から見たいい保証人とは、収入が高い、公務員等に代表されるような安定した職業についている。価値の高い不動産を持っていることです。
3.三つ目は、有担保で融資を受ける場合の担保に入れる不動産の担保評価額です・
不動産の担保評価額は、基本的に路線価で計算し、値下がりリスクを考慮してその7掛けで評価します。同じ評価であっても、農地や山林は、売買するときに制限がありますので、宅地の方が望ましいということになります。また、共有になっているような土地の場合には、共有者の分も担保にいれることを要求されます。また土地の境界線等について争いがある場合には、その境目について隣地と合意を得ないと担保にいれることができないので注意が必要です。
いかに処分しやすい宅地を担保に入れられるかがポイントになります。