- 大長 伸吉
- ランガルハウス株式会社 代表取締役 アパート経営アドバイザー
- 東京都
- 不動産投資アドバイザー
アパート経営は一人では出来ません。
オーナーを中心として、各種の業者とのかかわりが必要です。
不動産賃貸業は社会の中に取り込まれていて、それを取り巻くシステムが確立されていることからも、オーナーは多くの人との接点があり、しっかりとした関係者選びとその維持が大切なものとなります。
このとき、見落としてはいけないことは、ご自身の家族や近親者です。
身内の理解が大切です。
まず、不動産は高額なものですから、1つを購入することはその人の生活を左右するもの、人生に関わる決断ともいえるかと思います。
いえ、お一人の人生だけでなく、ご家族の今後の生活に関わるものです。
さらに不動産では失敗事例も多々あり、不動産を良く思わない人もいます。
配偶者、子供、両親など、皆さんが心配をすることは無理もありません。
家族を心配させてまで、アパート経営を行う必要があるのか?と、考えておくことは大切なことです。
ここでは強引に進めるのではなく、理解を得られる方法があるということを知っておいてもらいたいのです。
ご自身がなぜアパート経営が必要だと思ったのか?そして、実行しようと思ったのか?その考え方が間違っていなければ、心配をかけたくない身内も理解をしてくれるはずです。
過去にも簡単ではなかった事例もありました。
商人の家系では有効な融資について理解がありますが、融資を受けたことがないという家系もいました。⇒融資について本人がさらに詳しく知ることで解決できる策が見つかります。また身内になんらかの賃貸経営をしている人がいると理解をされやすいのですが、アパートを30年以上も維持・運営することに理解を得られないときには、建物管理・長期運営についてより詳しく確認が必要となります。
身内の方の理解は、サラリーマン大家としてスタートする為の試金石とも言えます。
不動産について興味のない身内の方が理解をしてくれた事例が今までにも多々あり、その積み重ねもあり、私達の王道チームが成り立っているといっても過言ではないと思います。
その他にも、身内の理解が必要な事例があります。
大きな資金や担保となる不動産を持っていない場合、これは一般的なサラリーマン大家さんの場合ですが、銀行から融資を受けるにあたり、連帯保証人が必要となります。配偶者の方又は家族の理解がないと、この必要な協力を得られることができません。
良い面では、身内の方の理解がより深まることで、資金的な協力をしてもらえるケースもあります。先日は銀行員さんからこのような説明も有り、銀行では両親からの支援があるケースはよくあることですよ。とのコメントでした。
その他、相続対策としてもご家族で協力して行うことは特に有効です。
共有名義にする策、両親に所有してもらう策など、または銀行融資を受けて金利を支払うよりも、低い金利で両親と金銭消費貸借契約を行う策など。
いずれにしても、身内の理解はとても大切です。
私自身の経験からも感じますし、多くのオーナーさんによい結果をもたらしています。
ここが、サラリーマン大家業が副業として、成功する秘訣かもしれません。
家族全員で、成功をされることをご期待します。
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