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ESCO事業会社が大分県で遊休地活用のメガソーラー事業に着手

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株式会社ファーストエスコは100%子会社のソレイユ日田を設立して、大分県日田市小ヶ瀬にある林業遊休地でメガソーラー事業を開始するとのことです。
ファーストエスコという会社名をご存知ないかたもいらっしゃると思いますので、簡単にご紹介させていただきます。
同社は日本初のESCO事業専業の会社で、ESCO事業とは顧客の水道光熱費使用状況を分析、改善したり、設備導入の初期投資や設備運用管理の指導および保守管理などを行い経費削減を実施することです。
このメガソーラー事業は2月20日に竣工式が開催されましたが、メガソーラーの名称は「ソーラーフィールド日田太陽光発電所」とのことです。
この太陽光発電所の規模はと見ますと、敷地面積は約4.9haで、太陽光発電の低格出力は1,800kW、予想年間発電量は約200万kW/時で、設置されるモジュールは12,380枚ですが、パネル1枚当たりの発電量は160Wです。
このメガソーラー実現の背景には日本有数の林業のまちである日田市が昭和53年に開拓した小ヶ瀬は木材の一大集積地として活気がありましたが、貿易の自由化で国内木材が輸入材にとって代わられたので平成10年、止むを得ず閉鎖に追い込まれたそうです。
その後は木質バイオマス発電で使用する木質チップの保管所として活用され、平成18年にはバイオマス発電所、日田ウッドパワーができています。
しかし、平成23年7月に施行された再生可能エネルギー発電の全量固定価格買取制度が今回のメガソーラー事業の引き金になったそうです。
年間発電量が約200万kW/時であれば十分に採算はとれるでしょう。
また、この場所は丘の上にありアクセス条件が良くないのですが、これは逆に見れば日照条件が有利なことですから、太陽光発電には向いていると言えます。
また、この土地がほかの利用用途には不向きであることも手伝ってこのメガソーラー建設はスムーズに進んだようですが、全国を探せば同一条件の場所はいくらでもあるでしょうから、これがさらなる太陽光発電の拡大につながるのではないかと思います。
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