- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
あたたかい家を作るために重要なポイント
やっと春になって、冬の寒さを体が忘れようとしています。 しかし、この冬は一段と寒さが厳しかったような気がします。「あたたかい家」がいいな~とつくづく思いました。
そんなに寒くない家
先日、半年後点検でうかがった ハモニカ の奥様は 「ものすごく寒がり」 だと言われます。 最初は床暖房を入れる事を考えていたんですが、見積金額を見て断念。。 「せめて・・・」 という事で、床板を 厚さ30mmの杉板 にしました。
この家の寒さが気になっていました。引渡が9月でしたので、半年後点検は、ちょうど冬を越した時期になります。
寒さについて 「どうですか?」 とお聞きすると
「 そんなに寒くない 」 との事。
断熱材はもちろん、気密もしっかりやっています。そして1階のサッシは、これまでのペアガラスサッシ(デュオPG)よりも断熱性能のいいもの(サーモス)を使っています。エアコン1台で、17.5畳のLDK は十分に暖まります。ある意味断熱性のある杉の厚板の効果もあるのでしょう。裸足でいても寒くない・・・いや、寒いとは感じない程度の温かさ、というのが正しいのでしょう。
寒くない家を作るための重要な事
開口部(窓)の断熱性能を上げる事の効果は大きいですね。
2階はこれまでのペアガラスサッシですが、アルミ部分が少し結露していました。ガラス部分を触っても1階と2階では、2階のほうがちょっと冷たさを感じるような・・・?、、同じ条件ではないからなんとも言えませんが。。
ただ、それでも、「真冬でも2階がすごく寒くはならなかった」との事です。
・床、壁、天井の断熱性 と 気密性
・開口部の断熱性能
がより高い事が必要です。しかし、どれか・・・ どちらか・・・ ではダメで、
全部セット
でより効果が発揮されます。
ここまでは 「暖かい家」をつくる話。
温かい家をつくる
「温かい家」 は、デザイン・・・ というか使う材料や色、照明や家具などによるところが大きいです。
しかし!一番影響があるのは、住む人 !!
どんな仕上げであろうと 住む人の人柄と満足感が、その家の 居心地の良さ となり、訪れる人の気持ちを温かくするのです。
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うちのこれまでの家は・・・・ どの家も 温かです。^^
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6カ月後の写真を含め、ハモニカの写真一覧は こちら ⇒ facebookページ
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