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作品が許される時代は終った

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ものづくりの現場から
WBCの日本代表は残念でしたが、プリツカー賞では日本代表
の建築家、伊東豊雄氏が選ばれたという報道。喜ばしいこと。
 
たまたま 先週末
伊東豊雄設計 ヤオコー美術館(三栖右嗣記念館)を訪れた。
東横線からの直通乗入れで話題の川越.。観光地である旧市街
からは、ちょっと はなれた 静かな新河岸川沿いにたたずむ。
コンパクトで可愛らしい建築は、ボッ〜とするのに最適だ。
 
日経アーキテクチュア3-10号にも伊東氏のインタビュー記事。
尽力されている、東北での支援活動に関連した内容のようだが
建築に建築家の「作品」という概念はやめよう、と問うている。
作品表現よりも設計プロセスが重視される時代が来る、‥と。
 
こと、住宅や集合住宅といった すまい の計画においては、
かねがね私も感じていたところ。ズバッと いわれてしまった。
 
建築専門誌で、キラビやかに取り上げられる作品もいいけれど、
住み手の方々の笑顔のほうが、よっぽど大切だ。
個性という作品性は、強引に与えるものではなく、計画の過程
で自然に生まれてくるものだと、信じています。
 
花粉舞い散る中にて、思うなり。

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