
- 葛西 伸一
- 株式会社メンター・クラフト 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
「MBAが会社を崩壊させる」という著書が出版され
記憶に新しい。たしかに、米国の一部の企業のように、
「MBA頭でかっち」になってしまうと、様々な問題が
発生する。
しかし、バランス感覚を持っている人ならば、
ぜひMBAを学ぶことをお勧めする。
問題1
上司から「君の部の売上が下がっているのは、
営業マンの顧客訪問頻度が下がっているからだ!」
問題2
部下から「商品が売れないのは、価格が高いからです。
価格を10%値引きして売ることを承認してください!」
と言われたら、あなたが部長なら何と答えるか?
この答えは、MBAのフレームワークが教えてくれる。
但し、基本的な考え方、つまりロジカルシンキング、論理と証拠と
いう概念が体に染みついていなければならない。
わかりやすく言えば、ロジカルシンキングは、パソコンの
OSに当たる部分。マーケティング、財務会計、統計学、、etcは、
アプリケーションに相当する部分だ。
OSがしっかりしていなければ、いくらアプリケーションソフトを
インストールしても、十分に機能しないだろう。
ロジカルシンキングのポイントは、3つ。
FACTベース、ロジックツリー、仮説と検証だ。
FACTベースとは、真実であることを確認して考えるということだ。
つまり、FACTというのは、想像や肌感覚ではなく、
きっちりとデーターを取って真実を調べることである。
往々にして、「自分の仕事の勘はたる」「自分の肌感覚は正しい」と
ほとんどのビジネスパーソンは思いこんでしまう。