- 葛西 伸一
- 株式会社メンター・クラフト 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
ゲスト「さんまさんー誰か紹介してください」
さんま「えーどんなタイプの男性が好みなの?」(オープンクエスチョン)
ゲスト「さんまさんのような方がいいですー」
さんま「ひえー、むちゃくちゃうれしいけど、俺なんかより、
○○ちゃんやったら、いい男いくらでもおるやろー」(承認)
ゲスト「そんなことないですーよー。でも、面白くて優しい男性で、、、芸能人でない方が
いいですねー」
さんま「へーーー、○○ちゃんは、普通の人がいいんだーー」(要約、言い換え)
さんま「おれがあと芸能人でなくて、20年若かったらなー(悔しがる)・・・ってただのおっさんやろ!」(承認)
上記のやりとりは、実際の放送番組で
さんまがよく、女性アイドルなどののゲストに使う、
相手の本音を引き出す最強のテクニックである。
無論、さんまのテクニックは、アイドルのみならず、
芸能界の大御所陣でも、すばらしい力を発揮する。
相手が年上でも年下でも、どんなに地位の高い方でも低い方でも、
すべて個別対応で、傾聴、承認、質問のレベルを変えて対応している。
しかし基本スキルは同じである。
彼の素晴らしい点は、ゲストの情報をよく知っている点だ。
ゲストによっては、昔の思い出や、趣味や芸風などの美点を
よく見ている。つまり、様々な環境で人の美点を凝視している点だ。
これによって、彼の承認は、絶大な威力を発揮する。
ゲスト「えっ?さんまさん!なんでそんなこと知ってるんですか?」
さんま「そりゃしってるわー、だって、君の大ファンやねん」
こんな会話がなされたらゲストは嬉しくて仕方がない。
無論、視聴者も楽しいだろう。