世知辛い金融商品のはなし - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

真鍋 貴臣
香洋ファイナンシャル・プランニング事務所 代表者
香川県
ファイナンシャルプランナー

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対象:家計・ライフプラン

伊藤 誠
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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世知辛い金融商品のはなし

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金融の世界、とりわけ企業等に属さずフリーの立場にいると、色々な方向から実に様々な金融商品を目にする機会があります。

それは海外ものからはじまって、国内でも視点を変えたものであったり様々なのですが、最近特に目にするのが「世知辛いわ…」と思うようなスキームを織り込んだ商品です。

国内ものであれば、東京スター銀行などが出している「リバース・モーゲージ」

自分の持家を担保にお金を借りて、死後に家を銀行に譲渡することにより返済するというスキームです。

一見、老後資金が枯渇してしまう可能性のあるかたには良さそうに感じます。

しかし、その持家も住宅ローンで購入したものであろうという事を考えると、家を買うのにも借金をし、老後を過ごすために家を担保にお金を借りる姿は、なんか「何のための持家…」という気がしないでもありません。

通常、家を買うために住宅ローンを組む場合、現在の様な低金利でさえ借入元金の0.5倍程度は利息が発生することを考えると、リバースモーゲージを利用する方は、生涯収入のうち一体どれくらいの額を「利息の返済」に充てているのだろうと思います。
(それなら無理せずに賃貸で良かったのでは…という感じでしょうか。)

これが海外ものになると更に過激で、「生命保険の買い取りファンド=ライフセトルメント」という金融商品があるようです。

国内の場合は業法で禁止されているのですが、アメリカ等では自分の生命保険を他者に売ることができるようで、例えば自分を被保険者にした死亡保険金1,000万円の証書を、死亡保険金よりはディスカウントした額(例えば700万円ぐらい)で人に売る事で、それを買った人は被保険者死亡時に保険金を受け取る事ができるというスキームのようです。
(買い取りから10年で死亡すれば、運用利率4%程度になるという感じです)

割引債券(ゼロ・クーポン債)などの仕組みに似ていますが、なんか自分の命を売るみたいで、個人的には「うーん」という感じです。

これって、ファンド化している(そういう債券を集めてマザーファンドにしている)からまだ救いがあるものの、一歩間違えば保険金殺人が起きかねないのでは…などと思ってしまいます。

ライフスタイルの変化や金融商品開発の諸々で、今後もいろんな商品が出てくることでしょう。

去年の暮れ位からお金と心の問題を強く意識するようになりましたが、今一度「自分が何のためにそれをするのか?」に向き合う時期が来ているような気がします。

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