銀行が企業を「格付け」するのは、決算期のみです。「格付け」は定量部分と定性部分に分
かれていますが、定量部分でのウェートの方が高いので、決算書の内容で「格付け」は決ま
ってしまいます。
(2)「格付け」は1年間変わらない
決算書での「格付け」が決まったら、1年間はその「格付け」で融資時の評価をされ、融資
条件の決定がされます。いくらその後期中の試算表が良くても、融資にはほとんど影響があ
りません。したがって、決算書を作成するときには「格付け」対策をする必要があるという
ことです。
次コラムから、「格付け」対策の具体策を書いていきます。
<次コラムへ続く>