外断熱工法の欠点と注意点とは??その3 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

深澤 熙之
昭和アルミ株式会社 
埼玉県
建築プロデューサー

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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外断熱工法の欠点と注意点とは??その3

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外断熱工法の事について 外断熱工法の欠点と注意点 
今、日本では内断熱工法で安易に高断熱、高気密にすると結露が出やすく、住宅の老朽化やシックハウス症候群の住宅になって、危険だという事で外断熱工法にしていますが、外断熱工法は確かに結露は防ぎますが、また、安易に外断熱工法をとりますと、内断熱工法よりは気密性を高めやすく、断熱効果を上げるには壁面を外から覆いつくしますので、高断熱化が効率的なのですが、気密性が高い分湿気が中にコモってしまうのです。これが外断熱の最大なる欠点です。

その外断熱工法の欠点をカバーするには湿気を外に逃げるように逃げ道を作ってあげなければなりません。その方法が外壁の通気工法です。
この工法は外壁を二重工法にする事による工法が有効的です。それが、外断熱二重通気工法です。
以上上げたように外貼り断熱工法にするには、その外壁の工法をどのようにしていくのか、外壁材の構造をどのようなものにしていくのかが重要なポイントでございます。

カナダやアメリカでは、普通一般的に普及している外壁材として一番軽く、耐久力のある、アルミサイディングを使用しての外貼り断熱工法が多く、カナダでは70%以上がシェアーとしてアルミサイディングを採用しています。

弊社がアルミメーカーとして、アルミサイディングの製造、普及に力を入れている理由がここにあります。
また、外貼り断熱工法の場合、気密性には優れているのですが、その気密性を基礎の部分までしないと効果がないということで、基礎にまで、断熱材と貼って、新築しているお宅がありますが、この部分も充分に気をつけたほうが良いと存じます。