波平の財産を相続できるのは? フネを考える

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公開日時
2010/06/10 11:54

超有名家族の相続について考えていきます。

相続の流れというのは一般的には相続する人を調べ、相続する財産を調べ、その財産をどう分けるかを決めて、手続きを行っていきます。

相続人の調査は相続の第1歩です。

 

縁起でもないが、磯野波平が亡くなったと想定し、誰が相続できる人で誰ができないかを考えていきたいと思います。

 

フネを考える

フネさんは波平の財産を相続できます。妻は配偶者と言われており非常に強い立場です。法定相続分も2分の1で、税金面でもいろいろと優遇されています。

しかし、波平の死亡時に波平とフネが離婚していた場合、フネは相続人(財産を相続する権利がある人)になりません。

また波平とフネが内縁関係だった場合なども相続人になれないので注意が必要です。

ちなみに、波平とフネが籍は入っているが別居状態にある場合は、フネは相続人になります。

仮に波平がフネと離婚し、会社の若い女性と結婚した場合、その若い女性が相続人となり、フネは相続する権利がなくなってしまいます

そうなるとフネだけの問題ではなく磯野家全体で大ごとになってしまいます。

 

配偶者というのは強いがモロイというのが現実となっています。

 

以上。

このコラムの執筆専門家

岩田 佑介(不動産コンサルタント)

株式会社テイクヒルズ 代表取締役 相続コンサルタント

わかりやすさ日本一の相続コンサルタント

相続や不動産、法人などなどの難しいお話を分かりやすく、ややこしい話を簡単にすることを心掛けています。そして、どんな問題にも答えをだせるようにお客様と一緒に頑張ります。

岩田 佑介
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