吉武 利恵
ヨシタケ リエグループ
プレゼンテーション 53 ~肌色(ベージュ)~
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あなたはプレゼンテーションが上手くなりたいですか?
「プレゼンテーションのコツ」の一つが相手の五感を刺激することです。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感を最大限に活用して、プレゼンテーションに幅や深さをプラスしませんか?
視覚からの刺激は脳を活性化させます。
プレゼンテーションを最大限に演出するには、スピーチにプラスして、五感を刺激するツールを有効活用しましょう。
色が持っている特徴やイメージ、効果などをご紹介していきます。
今回はオレンジ色や茶色に白を混ぜた「肌色」です。
◆ 肌色(ベージュ)の特徴 ◆
日本の伝統色では日本人の肌色を膚色(はだいろ)と明記し、実際の肌色よりもオレンジ系の明るい色で表現されています。
ベージュはフランスで羊毛繊維そのものの色を表しています。
日本人の肌色に近い色は、刃物を研ぐときに砥石から出る粉の色の砥の粉色(とのこいろ)や、繊維そのものの色の素色(しろいろ)、生成り(きなり)などではないでしょうか。
1. 暖色
オレンジ色が強く、明るい場合は暖色
温度を感じる色、時間が長く感じる色
2. 進出色
オレンジ色が強く、明るい場合は進出色
実際の距離より、前に出て見える色
3. イメージ(印象)
肌、人、ぬくもり、優しさ、自然な、ナチュラル、安心、など
4. 効果
プラス効果: ぬくもりや安心を感じる。
5. 使い方
・人肌をイメージさせる場面や商品
・優しさやぬくもりを感じさせたいとき
相手を緊張させる色ではなく、筋肉の緊張を解きリラックスさせる色です。
・あなたの資料に肌色を効果的に使うとしたら、どの部分ですか?
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