吉武 利恵
ヨシタケ リエグループ
プレゼンテーション 36 ~身だしなみ・嗅覚編~
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あなたはプレゼンテーションが上手くなりたいですか?
今回は、「プレゼンテーション・15個のチェック」の
14個目「14. 身だしなみ(印象)は適切ですか?」から、
「プレゼンテーション・身だしなみ・嗅覚編 」をご紹介します。
プレゼンテーションで印象にインパクトを与えるのは、五感の中でも特に視覚と嗅覚の2つの感覚です。
前回は視覚を取り上げました。今回は、嗅覚をご紹介します。
目に見えない、音も聞こえない、手で触れられないのが「におい」です。
においに敏感な方、鈍感な方など、さまざまです。どのように感じるかも人それぞれ。
においは言葉で確認し合うことはできても、同じ臭いを同じ濃度で嗅いでいるかの確認はできません。これほど、曖昧なものはありません。
人には必ず体臭があります。無臭な人はいないので安心してください。
日本人は、無臭に近いと言われていますが、それは、日本食をメインに食していた時代の話です。
現在は食事も欧米化し、動物性たんぱく質や脂質を多く取るようになりました。体内で酸化して体臭としても発せられています。
自分では気づきにくいものであるからこそ、意識してケアや予防することが、相手に対する礼儀になります。
男性よりも女性は臭いに敏感だと言われています。女性が参加する場合は、臭いにも意識しましょう。
◆ 2つの臭いの元 ◆
1. 体臭(自分が発している臭い)
頭皮の脂臭、乾燥による皮膚炎、フケ、首回り、耳の後ろ、発汗の細菌臭、ワキガ、水虫、加齢臭、タバコの臭い、二日酔いなどのアルコール臭、コーヒー臭、歯槽膿漏、ドライマウスなどの口臭、にんにくやネギ類を食べた後の臭い、など。
2. 体臭以外(外部の臭いを吸収したり、付けたりする臭い)
髪の毛、衣類、下着、靴下、香水もつけ過ぎは臭害、など。
40歳を越えるころから、体の機能低下に伴い活性酸素や過酸化脂質が増加します。そして、皮脂腺から「加齢臭」が出てきます。
ストレスも活性酸素を発生しやすくするので、ストレスは溜めこまず、発散しましょう。
酸化しやすい動物性たんぱく質や脂質は、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEの多くふくまれる食物と一緒に摂取するなど工夫することをおススメします。
皮膚炎、ワキガ、水虫、歯槽膿漏、内臓の病気など、ケアだけでは改善されないものは、医療機関にご相談ください。
社会的な距離のパーソナルスペースは1.2m~2mです
この距離で相手に不快な臭いを感じさせなければ問題ありません。
プレゼンテーションやセミナー、講演のパーソナルスペースは約2m~3.5mです。
敏感になりすぎるのもストレスになりますので注意してください。
・枕の臭いを嗅ぐ、マウスチェッカーで計測する、家族に指摘してもらうなど、あなたができるセルフチェックは?
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