吉武 利恵
ヨシタケ リエグループ
プレゼンテーション 31 ~相手のボディランゲージ8つ~
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あなたはプレゼンテーションが上手くなりたいですか?
今回は、「プレゼンテーション・15個のチェック」の
13個目「13. ボディランゲージは適切ですか?」から、
「プレゼンテーション・相手のボディランゲージ8つ」をご紹介します。
ご自身のボディランゲージも重要ですが、聞く側の相手が言葉以外で発している言葉(非言語コミュニケーション)を読み取ることも重要になってきます。
日本では「相手の顔色を見る」という言葉に例えられます。
顔が赤く、青く、白くなど、色がはっきり認識できるわけではありませんよね。
顔色に例えていますが、表情など目で見える全ての部分、いわゆるボディランゲージを指しています。
あるスピーカーが話している時に、うんうんとうなずいて聞いてくれていた方がいました。スピーカーはその人に語りかけるように話したそうです。
うんうんとうなずいて聞いていた方のアンケートには厳しいフィードバックが書き込まれていた。というケースもあります。
これは、うなずきが好感触という先入観になっていた例です。
◆ 相手のボディランゲージ8つ ◆
1. 笑顔やほほえみの表情
プレゼンテーションの内容に満足している。
元々、笑顔になる癖の方かもしれません。
2. 眉間のシワ
プレゼンテーションの内容に違和感を感じている。
プレゼンテーションとは別のことを想像しているかもしれません。
3. 目を見開く、瞬きが減る
プレゼンテーションの内容に興味が湧く、驚く、注目した瞬間。
眠気を覚まそうと葛藤しているかもしれません。
4. 瞬きが多い、瞼が下がる
プレゼンテーションの内容が退屈で眠くなっている。
エアコンの風で目が乾燥したり、アレルギーで瞬きが多くっているかも、薬を飲んで眠気を我慢しているかもしれません。
5. 腕を組む
防御の姿勢なので、反対意見を考えていたり、内容を受け入れたくない。
部屋が寒い、自分を大きく見せたいのかもしれません。
6. ペンなど小物を触り続ける
プレゼンテーションに不満、退屈、興味がない。
タバコが吸いたい、不安な気持ちを紛らわせているのかもしれません。
7. うなずいてくれる
プレゼンテーションの内容に同意、理解、共感している。
日本人によくあることですが、うなずきが癖になっているかもしれない。
8. 前傾姿勢
プレゼンテーションの内容に興味を示している。
腰が痛い、お腹が痛いのかもしれません。
行動心理学というものもありますが、注意していただきたいことは、同じボディーランゲージが全ての人に対して一つの意味とは限らないということです。
相手を観察し、幾つかのボディランゲージを総合して判断する必要があります。
判断した非言語が、必ず正しいと思いこまないことも必要です。
あなたの非言語の表現方法と他人の非言語の表現方法は違うことはよくあることです。
・プレゼンテーションで話している時に、相手のボディランゲージを観察する余裕がありますか?
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