吉武 利恵(人の印象の専門家)- コラム「プレゼンテーション 93 ~質問に質問で返す~」 - 専門家プロファイル

吉武 利恵
人と人のコミュニケーションに欠かせない印象マネジメント

吉武 利恵

ヨシタケ リエ
( 東京都 / 人の印象の専門家 )
リリア株式会社 代表取締役
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プレゼンテーション 93 ~質問に質問で返す~

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プレゼンテーション 2013-06-17 11:00

あなたは、プレゼンテーションが上手くなりたいですか?

 

「なぜ、あの人の話が分かりずらいのか?」を紐解くことで、

相手に伝わる話し方に近づくには、何に気を付ければいいかが分かってきます。

話が分かりずらい要因を一つずつ例にあげて解決していきます。

 

今回は、「質問に質問で返す」をご紹介します。

 

質問されたときに、その質問の趣旨や要点がはっきりわからないときがあります。

そんな時は、唐突に質問で返すのではなく、必ず前置きを入れてから、具体的に聞き直しましょう。

 

質問は、質問する側と回答する側の2つの役割関係があります。

質問に質問で返されると、質問する側は役割関係が崩れるので戸惑ってしまいます。

 

●質問に質問で返されてしまう悪い例

 

(質問者)

「お話いただいたAはBということですか?」

 ↓

(回答者)

「あなたはどう思いましたか?」

「あなたはどう理解しましたか?」

「あなたは具体的に何が聞きたいのですか?」

 

キャッチボールに例えると、これは普通に投げた球(質問)を剛速球(質問)で返す乱暴なコミュニケーションです。

質問を質問で返さらると、この人は回答する気があるのか?、きちんと回答してくれないのではないか?、という不信感に繋がります。

 

●質問に前置きを入れて聞き直す例

 

(質問者)

「お話いただいたAはBということですか?」

 ↓

「ご質問ありがとうございます。(質問してくださったお礼)

 ご質問の内容は□□ということで間違いありませんか?(質問内容をお互いに確認する)」

 

質問に対する認識がお互いに一致してから、回答をはじめても遅くありません。

 

プレゼンテーションの場面での質問のやり取りは、1対1のコミュニケーションができる貴重な時間です。この機会をどのような態度で、どのような言葉を使い、対応していくかにより、相手が感じる印象は大きく変わります。

あなた真摯で誠実な対応は、あなたの人間性、信頼性、価値を高めることに繋がります。

 

 

・あなたは質問に質問で返すクセがありますか?

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