大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ高校留学-何もない高校生活」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

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( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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カナダ高校留学-何もない高校生活

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留学 大学・高校正規留学 2022-03-23 07:04

すっかり消え去った高校生活。

How the pandemic has robbed me of a full high school experience

CBCに掲載された記事から

 

パンデミック中でも、まるで「自分だけは特別でパンデミックとは関係ない」とでも思っているような高校留学生が日本からわんさかカナダに送られて来ました。

エージェントも倒産しないよう必死の嘘だらけの勧誘をし、まんまとひっかかった親子、もともと「留学ありき」しか考えられない親子が多いのではと推測しています。

 

日本からの高校留学生のほとんど全員が口にする希望は:

・カナダで友達を作り高校生活を楽しみたい

・色んな活動をしたい

・日本とは異なる高校生活を経験したい

 

世界を知らず、カナダで何が起こっているか知らず、無謀にもやって来た高校留学生にはどんな高校生活が待っていたかこのStoryをどうぞ。 

パンデミック中にカナダの高校生に何が起こったかをお話しましょう。

(留学生には更に厳しく悲惨な高校生活だったはず。サポートしてくれる親もいない留学生には。)

 

「授業の一環として行われるField Tripが消え、Sports Dayが消え、何もなくなった高校で対面授業が始まっても一体何の意味があるの?」

コロナにより高校生活が奪われたカナダ高校生の言葉です。

 

「一日7時間、一週間に5日、一日中同じライムグリーン色の壁を見つめ、同じ机に座り続けた。Covid-19に対応するため、学校の生徒みんなは同じ教室から出られず、先生たちがやって来るだけ。パンデミック前には普通だった廊下のロッカーに行き友達としゃべるなどのことが全くなくなった。

 

私はGrade11。普通ならField tripやたくさんのイベントでワクワクする時間を過ごせる学年のはず。

 

でも、そんなワクワクもなく、Covid-19感染をおさえるため、ほとんどのスポーツ行事や校外活動は中止。私の高校での経験は何もなくなった。ゼロになった。学校でやるのは、ノートを取り、ワークシートをやり、テストを受けるだけ。

 

このパンデミックは、私たちが高校から学ぶはずの、教科書からは学べない大切な何かを奪って行った。人間として成長するために、将来への長きに渡る人間関係を作る機会を奪って行った。学校は10代の私にとって社会生活の中心のはず。社会生活のバブルを大きくする場所のはず。だけどCovid-19が私のバブルを小さく小さくしてしまった。

 

毎日毎日同じ教室の7人の同級生と過ごした。仲良くはなれたけど。政治の話や、カナダの高校生が一番好むパンは何かとか、いっぱいたくさんの話題で話した。しかし、新しい友だちを作る機会はなかった。

 

新しい友を作れなかったことで私は内向きになった。自分のバブル外の人には注意を払うようになった。Covid-19も怖かった。スキーに誘われたけどオミクロンが怖くて断った。今は、パンデミック後、自分のバブルをどう大きくすしたらいいのかもわからない。人にどう対応すればいいのかわからなくなってしまった。一体、どうやって大学生活をやり抜くことなど出来るんだろう。高校卒業まであと2年。その間に大学の300名以上が一緒に受ける授業の準備なんて出来るだろうか。

 

パンデミックは教室外の学び経験を奪ってしまった。この高校を選んだのはGrade10でペルーに行きNPOでボランティアをし、ペルーの文化を学ぶことに惹かれたから。その旅行のためにスペイン語も頑張って勉強していたのに。中止になったことで大きく精神的に落ち込んでしまった。それだけじゃない。Field tripや科学実験で上級生がやるのを見て学ぶという機会もなくなった。特別なことが全部消えてしまい、毎日毎日が変化もなく、どうせ同じなので交じってしまい、単調な日々となった。

 

年齢が上がるということは自由が増えること。でも、その自由は取り上げられた。町のダウンタウンを友だちと探検することは、前は普通だった。今は学校のランチ時間には学校を出ないようにと言われる。親が学校に手紙を書いて署名すれば昼食時の外出は可能だけど、一体何のために外出する?

 

ずっと同じ教室の自分の机を離れると、必ず教室から5mのところにあるトイレに行く。その時だけ、自由を感じる。

 

Covid-19制限に従わないといけない理由は十分理解している。その制限に効果があったことも知ってる。学校も休んだことはない。多くの高校生はオンラインで授業を受けているのも知ってる。その中で、教室で先生から授業を受けられることに感謝もしている。

 

制限が緩和される高校最後の学年には楽観的な希望を持っている。しかし、マスクが取れたとしても、パンデミック前の学校に戻るには長い長い時間がかかると思う。せめて大学に入る頃には、図書館で勉強したり、寮に住んだり、新しい友だちとカフェに行けるようになっていますように。

 

高校生活は私の人生の最高の時間だったかって?大人からよく聞く話。なぜって、高校生になると自由が増え、独立した人間とみなされ、それを味わえるようになるから。パンデミックはそれもみんな私から奪って行った。私が大人になって覚えている高校生活とは、教室のライムグリーン色の壁だけ。」

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これが2019年から今日までのカナダの高校生活です。

高校留学生のみなさん、こんな経験を求めて来ましたか? パンデミックで何もない高校生活を?

 

この高校生も言うように、もとの高校に戻るまでには相当の時間がかかります。

社会も一気にもとには戻りません、というより、もとに戻るのは不可能です。

 

カナダの人たちが一緒に何とか前に進もうとするにも、まだまだ時間がかかります。

そんな所に、「わぁ〜い留学したいです」とやって来る日本人高校生は、別の惑星から来る異星人のように感じます。

何も知らずに地球に来て、免疫のないバクテリアに襲われ、倒れるか倒れる寸前にすごすご帰国して行く異星人。

 

カナダ高校の今学年も後実質2ヶ月(6月はテスト期間)。

授業についていけない。。。卒業出来なかった。。。 大学に行けなかった。。。 帰国生入試にも届かなかった。。。 ひとりぼっちで寂しい。。。

そんな悲惨な状況の日本人高校生の声が響く3月末です。

 

今カナダに留学する資格があるのは、日本の高校で高い成績を取り、カナダ高校Grade12レベル同等の準備をした人だけ。

カナダ留学は大学から。

 

カナダにいらっしゃい!

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