大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「(11/28)カナダCovid速報-暗い日々」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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(11/28)カナダCovid速報-暗い日々

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留学 大学・高校正規留学 2020-11-29 06:20

International Village Mall.

バンクーバーダウンタウン、チャイナタウン近くのショッピングモール。

 

閑散とし、マクドナルドのカップ、汚れた水色のマスク、古い片方だけのスニーカーなどが散らばるモール。 止まったエスカレーターを歩いて2階に上がると、人がまばらなフードコート。 まるで、インドネシアの小さな町のフードコートに迷い込んだような錯覚を覚える光と匂い、そして原色のネオン看板。 中華、タイ、ベトナムと並ぶ片隅に、やっぱり!インドネシアフードを発見。

 

一日に何人の客が来るんだろうと思いながら、好物のビーフレンダンを注文。 甘いジンジャー茶を飲みながらプラスチックのテーブルに。

ほっと見回して目にしたのが衝撃のカナダの現実。

 

フードコート近くにまばらにたむろするのは、ほとんどホームレス。 汚れたジャケットに、うつろな目。 客の残り物を狙って徘徊している人たち。

ある若い白人。 スニーカーを袋に入れIKEAの毛布を腰に巻き付け、どこかで見つけたらしいプラスチックの丼を手におどおど泳ぐ目つきで近くに。 丼には赤いソースと、何かの食べ残し。 麺かな。 やおら、立ち上がりこっちのテーブルに。

「50セントコインある?炭酸飲料買いたいんだけど。」

ひとり相手になると、来るわ来るわ。 いきなり湧いてくるように群がって来るホームレスたち。

「コインある?」

隅のテーブルで小柄な中国人が白人に抗戦中。

「殴ってみろ、こてんぱんにやっつけてやる!」

 

バンクーバー、いやカナダの現実。 パンデミックにより崩壊している社会秩序。 弱者救済もままならない現実がそこにありました。

先進国? いやぁ、違いますね。

面白いことに、多民族国家カナダに移民した有色人種の人たちは頑張ってます。 歯を食いしばって生活しています。

崩れているのは、急激な変化に乗り遅れた白人たちのようです。

 

未成年の高校留学生のみなさん、まだこんな中にやって来ますか?

 

日増しにコロナ状況が悪化し、しかもコロナ疲れの我儘白人の暴力行為が日々たくさん起こり、崩れ行くカナダ社会からの緊急速報です。

 

1.マスクは着用義務を無視し、注意されると暴力をふるう事件が多発

 

Dawson Creek(BC州のかなり北です)のWalmart内でマスク非着用を注意された客が、Walmart従業員に馬乗りになり殴る蹴るの暴力。

翌日逮捕されましたが、従業員の精神的(肉体的にもですが)のダメージは大きいです。

 

ケロウナのカフェでも、マスク非着用の3人の客がオーナーの女性に悪態を突き倒し。

その女性は乳飲み子を抱えて対応しましたが、実に嫌な場面です。

 

BC州のロッキー山脈に近い町ネルソンの食料品店がついに警備員を雇いました。

マスク非着用の客が暴力をふるうのを恐れてのこと。

 

 

2.屋内飲食を認めているレストランでも、ルールを守らない客がレストランスタッフに暴力。

 

ビクトリアのレストラン

マスク非着用で勝手に歩き回る客に注意した従業員が、悪態をつかれ身の危険を感じ警察に通報。

その客は、BC州の緊急制限を守らなかったことで罰金を言い渡されました。

 

3. 公共交通機関であるBC Transitの運転手たちがすべてのバスに警備員を配置するよう要求。

 

マスク着用ルールを守らない客が運転手に暴言・暴力をふるうケースが多発しているからです。

注意した他の客が犠牲になることも。 


4.最初のエピソードでも述べたように、精神的にも金銭的にもパンデミックに対処できない白人たちの不満の矛先が、移民に向けられています。 特にトランプが「チャイナウイルス」という言葉を使って以来、アジア系の人(特に若い女性)への暴力が続きます。

 

トロントでは学校内での組織的人種差別に対して黒人学生が立ち上がっています。

 

5.息も絶え絶えのパンデミック禍高校教育(中学・小学校も含め)は完全な失敗。

 

パンデミックで休校になった4月以来、教育はほとんど機能していなく、生徒たちの学力はそのまま停滞しているとのリサーチ結果が。

失われた9ヶ月。

特にReading能力は、2020年3月のまま止まっている。

これは今後の人類に多大なマイナス影響を与えると。

(これについては後日、詳細なコラムで紹介します)

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社会現状の悪化の余りの酷さに、コメントが出来ません。

 

前に進むことしか選択肢のない大学留学生のみなさん、情報収集と危機管理に努めて頑張って下さい。

現地カナダに必ず信頼出来、母国語でも相談出来る大人がいること、これも今は非常に重要です。

心当たりのない方は、ご相談下さい。

力になれることをお話しましょう。

 

未だに無知すぎる甘い考えで高校留学を考えている親子のみなさん。

上に書いた現状を認識して下さい、自己責任で。

 

Dark days.

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