大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「(Jun.25)カナダ高校留学パンデミック-決まらない学校再開と人種差別」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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(Jun.25)カナダ高校留学パンデミック-決まらない学校再開と人種差別

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留学 大学・高校正規留学 2020-06-26 06:05

初夏のカナダです。

まだまだStay Homeしている人達が暇なのか、芝刈り、雑草抜き、庭木の剪定に大掛かりなマシーンをブイブイ言わせています。

静かなはずの住宅街が庭仕事の騒音に包まれるというパンデミックのおまけです。

「うるさ〜〜い!」


トランプアメリカの悪影響か、Black Life Matters運動に感情的に反応している白人の本音が出たのか、カナダでも「白人からの暴言」がますます目立つようになりました。


「あ〜本当はそう思ってたんですね」と目を見据えて挑戦したい気分にもなります。


9月からの高校は?

もちろん、政府方針はありません。

腰が引けたままですが、会議を開く準備(?)をしているそうです。


1.保守的な人種差別観を持つ白人人口の多いアルバータ州エドモントンで


エドモントン教育委員会の理事(Johner)が難民の生徒に対してこう述べました

高校に警察官を常に配置するシステムを撤廃するかどうかの議論の最中のことです。


「難民の子供が知っているのは暴力だけ。 そんな子供がエドモントンの高校に来てもやはり暴力をふるうことしか知らない。難民生徒の暴力からエドモントンの生徒を守ることは学校の責任。」 

“All they've known is violence. When those students sometimes enter our schools they can be violent there as well. The safety of students is critically important — that other students feel safe as they go to their own school. The officers act as a deterrent, they can respond quickly to de escalate situations when needed."


すぐに周りからの大攻撃を受け辞任。 

「こんなとんでもない人物が教育を語る? 人種差別発言を堂々と口にする人物が教育委員会の理事でいられること全く容認出来ません。」


白人が有色人種を見る目が非常に冷たい雰囲気を持つエドモントンでの出来事。

特に教育委員会の冷たさは前からコラムにも書いて来ましたが、やっぱりね。

こんなのが力を持っていたんですね。



2.同じくアルバータ州。


保守派の典型のような州知事のスピーチライターが、先住民族について大嘘のコラムを書きました。


150,000人もの先住民族の子供が親から引き離されResidential Schoolに押し込まれ、自分たちの文化言語を禁止された状態で教育とは名ばかりの虐待を受けた歴史は、まだカナダ人には新しい負の記憶です。 最後のResidential Schoolが閉鎖されたのはついこの間1990年代のことです。

 

先住民族の文化は劣っているとの白人至上主義の考えから、カトリック教でしつけをし、先住民族を白人文化に同化させようとしたカナダ政府の試みでした。


スピーチライターはその出来事を「でっちあげの虐殺話」と否定し、先住民族の若者は暴力を用い反乱をを引き起こす「訓練された新兵」だと呼びました。

カナダの学校で、 residential school の歴史をまるで「事実」のように教えていることは公教育の失敗であると主張。 (トランプみたいですね)


このスピーチライターは未だ首にもなっていません。

これがアルバータ州超保守色の現実です。


3.9月からの学校再開についてBC州政府はやっと会議を開くことを決めました(まだ開いてはいません)。


どのように段階的に学校オープン出来るかについてだそうです。

BC州教育相のFlemingは、会議を開くにあたってCommitteeを作るそうです。

そのCommitteeが9月からの学校の運命を決める大切な役割を果たすとか。

(まだ計画段階というのがいかにもカナダです)


で、Committeeのメンバーとは?

先住民族(上記負の歴史への罪の意識から?)、学校のサポートスタッフ、校長・教頭たち、教育委員会、理事(エドモントンみたいな難民蔑視はいるかな?)、Health関連部門。


あれ?

親はメンバーではないんですね。

親の声も聞かずに決める?


留学生の親?

もちろん、完全無視です。

もし、まだ9月からも高校留学を続ける予定の場合は、親たちがグループを作りCommitteeに参加させるよう要求することも選択肢です。

留学生の存在を無視したまま、法外な授業料を取り続ける教育委員会と対決する絶好の機会ですよ。 

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夏休みに入ってしまったカナダは静かです。

今年はバケーションもBC州内でと、政府が勧告しています。

国境制限がまだまだ続きますので、カナダ人が大好きな外国のビーチでバケーションは諦めるかな。


高校留学中断した日本人にも、ここから2ヶ月間は情報が止まります。


そんな夏休みのカナダに合わせていたら進めるはずの未来も危うくなりますね。

この夏は今後の道筋をスムーズに進めるか、それとも落ち込んだままの期間をどんどん長引かせるかの大事な転換点。


「自分の学力は自分で守る」に徹する夏休みにして下さい。


Cheers!

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