大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダと日本の生徒 - 創造力の大きな差」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
Super World Club 代表
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カナダと日本の生徒 - 創造力の大きな差

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クリティカルシンキング 2017-02-04 02:37

カナダの小さな町のSecondary SchoolでComputer Science の基本プログラミングを教えています。

グローバライゼーションから取り残される田舎の小さな町の高校。

カナダの優れた教育制度の中にありながらも、地域がら、残念なことに IT教育では大きく遅れをとっていると校長が嘆いています。

 

カナダ人相棒と共に、日本で長年クリティカル・シンキング思考法を英語で教えたあと、少し脳にお休みをと大平原真っ只中に来ました。

地元高校に通う生徒のサポートや、この春休みのホームステイの手配などの傍ら、この町の役に立つならとボランティアで教えています。

週2回ほどですけどね。

 

Computer Science は必修までの道のりはまだまだ遠く、選択科目として少数の生徒のみが受講中。

1月で終わったセメスターでは、その少数の中のたった2名が私達の教えるHTML/CSSを選びました。

他の生徒はゲーマーになる!とかなんとか言ってブロックをつなぎ合わせる簡単な方へ。


 

その2名がはまったんですよね。

さすがカナダの子。

基本的なことはぐずぐず。

言ったことはやらない。

かっこいいところだけやりたがる。

 

そんな困った君2名を何とかリードし、本人たち曰く「かっこいい」ホームページを作ることに成功しました。

はまりましたよ〜、その2人。

 

昨日は新しいセメスターの初日。

20名ほどの生徒が教室に。

校長が一生懸命いかにこれからこのスキルが大切かを切々と説いていました。

 

生徒たちは、別に〜みたいな顔をしてあからさまに無関心。

 

ところが、ところが、今学期は私達のHTML/CSS生が4名になりました!

一番無関心な顔をしていた4人です。

わっ!

 

さぁ、特別な会議室がHTML/CSS教室。

早速 Code Academy のコースにサインアップ。

そこまでは指示をよく聞いていた生徒たち、いきなりコンピューター画面に向かって好き放題に始めます。

 

しばらく苦笑して見ていたのですが、そろそろショック療法をと一言。

「はいコンピューター閉じて」

 

誰も言うこと聞きません(汗)。

 

「はまるのわかるよ〜。でもいったん閉じて。」

ふくれっ面でやっと閉じてくれました。

 

ホームページのHTML/CSSを書くには、まずホームページ自体のアイディアが必要。

デザインも必要。

それを紙に書いてみようと。

 

「誰のこと?」みたいな顔をして誰も動きません。

1分。。。。2分。

 

「紙は?」

「ない?」

「ロッカー?」

「。。。」

「取っておいで」(ちょっとキツめに)

 

ガタガタガタガタ一斉に廊下のロッカーへ。

さぁ、紙を前にしてまたじっとしてます。

 

仕方ないな〜と口調を変えて。

紙にアイディアをおこすことがいかに大切かを実例で話すことに。

 

大ヒットしたゲーム Plants & Zombies の話を始めるとみんなの目がいっせいにこっちを向きました。

その製作者たちは実は2年間毎日紙を使ってアイディアを書き、紙でZombies などを作り構成を考えたり。

その基盤があってこそ、あのゲームが完成したということを、ゆったりのんびり語ってみました。

 

急に鉛筆がサラサラと動き出し。

ものの10分後。

4人全員から実にユニークで創造性豊かなアイディアが!

 

感嘆の一語です。

10分ですよ!

 

これがクリティカル・シンキングの国の実力。

カナダの実力なんですね〜。

 

日本の生徒にも同じコースをオンラインで指導中ですが、全く逆です。

指示は実によく聞いてくれます。

紙と鉛筆はあっという間に用意出来ます。

 

ただ。

いくらPlants & Zombies の話をしても、それを刺激とは受け取ってくれない気がします。

何か先生が話してるからとりあえず黙って聞く、それが日本で訓練されていることですからね。

一番困ることは紙を前にして、かなり長〜い間困っています。

アイディアが出てこないんです。

10分なんて、まず目撃したことがありません。

 

カナダと日本では、創造力と、自分のアイディアを語る時の表現力では、天と知ほど異なります。 

 

先学期教えた二人も自分たちの授業を抜け出して遊びに来たりと(そんなことが可能なカナダも不思議ですが!)今学期は面白くなりそうです。



Come to Canada!

 

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