
辰巳 いちぞう
タツミ イチゾウ議論を読み取る思考力と語彙(ボキャブラリー)の話
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今日は議論の流れを読み取る思考力と語彙の話を。
お客様のところで議事録を丁寧に取って下さる会社様があります。
毎回会議後、議事録チェックを依頼されるのですが。。。。
1.誤変換が多い。
一般的には「誤字」ですが、変換ミスがあまりに多い
表面的に見えるこの事象を深く考えると・・・
こんな原因が浮き彫りになります。1.議論の流れが読めずに、どの漢字に変換していいかがわからない
議論の流れが読めれば、変換自体は間違えないはず。
2.語彙が貧弱
仮に議論の流れが読めても、漢字を知らないので変換ソフトの
変換チョイスを誤る。
おおむねこんなところなのでしょう。
議論の流れを読み取る思考力は、字面を追っていても身につきません。
文章と同じで文脈という「脈」を読み取らないといけません。
何を言っているのかではなく、何を話しているのかで読み取る訓練をしないと
議論の流れは一向につかめません。
記憶と理解の話に近いのですが、言葉尻を記憶するのではなく、話の流れを
理解することを従業員には訓練させましょう。
言った言わないの話も然りです。すれ違いの根本は言葉ではなく理解なので
表層的な言葉の記憶ではなく、その裏付けを意識した方がいいのかも知れません。
あとは語彙です。
ビジネス会話や、読み物等でものを言うこの語彙力は一朝一夕には身につかないのが
難点です。
思考力醸成と同時に、ビジネス会話を増やして語彙力をつけましょう。
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